韓国の新型コロナウイルスによる一日の新規感染者が、3日ぶりに再び4000人台に上昇した。また、重症患者・死者数は過去最多を記録するなど「段階的日常回復(ウィズコロナ)」に赤信号が灯った。
疾病管理庁の中央防疫対策本部は「きょう(27日)の0時基準での一日の新規感染者は4068人発生した」と明らかにした。これは、前日午前発表の3901人より167人多く、1週間前である20日の3205人より863人多い数値であり、2週間前である13日の2324人よりも1744人多い数値である。また今回の数値は、これまでで2番目に多い一日の発生数となった。
重症患者は634人・死者は52人で、両方とも過去最多を記録した。
このような状況の中、来週29日に青瓦台(韓国大統領府)で予定されているムン・ジェイン(文在寅)大統領主宰の「新型コロナ対応特別防疫点検会議」の結果が注目されている。
青瓦台の報道官はきのう(26日)「文大統領が新型コロナの状況と段階的日常回復を点検する次元で、特別防疫点検会議を主宰する」と会見で明らかにした。この会議では、高齢層を中心に大きく増加している重症患者に対するブースター接種(追加接種)の施行と、病床拡充・(これまでの)4週間の段階的日常回復の施行について評価する予定である。