イカゲームは、特に平壌に居住する裕福な人や官僚、若者の共感を得ているという。ある住民は「ドラマの内容が外貨市場で死闘を繰り広げる党幹部の人生と似ている」と話した。
北朝鮮では外貨稼ぎに乗り出した人たちの実績が悪い場合は粛清するが、平壌の金持ちたちが金儲けに命がかかった自分たちの状況と「イカゲーム」参加者たちの境遇が似ているとして、共感の声が上がっているという。
また、暴力的で刺激的な場面も、若者の間で大きな関心を集めており、主要登場人物として脱北民のカン・セビョク(チョン・ホヨン役)が出てくることも、北朝鮮住民の視線をとらえたと、RFAは伝えた。
10月、北朝鮮官営メディアはイカゲームが「極限競争で人類が全滅する韓国資本主義社会」の「卑怯さ」を見せていると猛非難した。