韓国総合エンターテインメント企業HYBEは、4日午前10時に公式YouTubeチャンネルを通じて「2021共同体と共にするHYBE会社説明会」(以下、会社説明会)をオンラインで公開し、「Boundless」を基調に拡張しているHYBEのビジネスモデルの現在と未来について共有した。HYBEが定義する「Boundless」は、国家と地域、産業と産業、ファンの経験の現在と未来、確実なアーティストのポートフォリオという4つの領域において境界のない拡張を意味する。
ことし4月、アメリカ総合メディア企業ITHACAホールディングスの合弁に続き、7月には日・米・韓の拠点を中心に本社構造を整備したHYBEは、オープニングで、パン・シヒョク理事会議長と役員に合流したスコット・ブラウン氏が共に登場させ、国家と地域間の「Boundless」について説明した。会社説明会前半で、HYBEアメリカ、HYBEジャパンがHYBEのビジネスモデルの中で見せる新たなシナジー効果の実態も、より具体化して公開した。
◆第三の源泉IP「オリジナルストーリー」、来年1月にウェブトゥーンやウェブ小説化
まず「ストーリー」パートでHYBEはストーリー自体が一つの源泉IPとなる「オリジナルストーリー」事業を公開。固有のストーリーIPを自ら企画、開発して、これを基盤としたコンテンツをより豊富で多様な方法で見せていく計画。
HYBEの「オリジナルストーリー」事業は、これまで音楽を通じてのみ見せてきたアーティストの姿を「ストーリー」というジャンルを通じて自由な形式のコンテンツに拡張していく。HYBEは「ストーリー」にアーティストをキャスティングする方法を適用してHYBEのアーティストとコラボしたウェブトゥーンやウェブ小説、アニメーションなどのコンテンツを作り、多様なプラットフォームを通じて公開していく。
HYBEは来年、ウェブトゥーンやウェブ小説で紹介される4つのオリジナルストーリー「THE STAR SEEKERS」、「DARK MOON」、「Crimson Heart」、「7Fates: CHAKHO」を初公開。アーティストのインタビュー映像を通じて公開された「BTS(防弾少年団)」とコラボしたオリジナルストーリー「7Fates: CHAKHO」は、1月15日にNAVERウェブトゥーンのグローバルプラットフォームで公開される予定だという。
◆「BTS」新作ゲーム、SPOTLIVE機能を追加したWeverse新バージョン
次に「Play」パートではファンの経験拡張のための新作ゲームとWeverseの新バージョンサービス、HYBEアメリカで進めているメディアコンテンツとリテール事業が公開された。
HYBEが追及するゲームの本質は、アーティストと音楽をさらに多様な形で相互に楽しめる経験を提供することだ。HYBEはこれをもとにアーティストが直接開発に参加する「開かれた開発」を導入した「BTS」の新作ゲームを2022年上半期に出すことを明らかにした。
続けてV-LIVEと投合したWeverseのローンチも2022年上半期になることを公式化。新バージョンのWeverseは、躍動感あるファンの経験のためにV-LIVEのSPOTLIVE機能が追加される。それ以外にも、検索、人工知能などNAVERの強力なR&Dの力量とシナジーを使って、一層アップグレードした新たなファンダムプラットフォームを公開する計画だという。(2ページに続く)