「コラム」連載 康熙奉(カン・ヒボン)のオンジェナ韓流Vol.184「2PMテギョンが暗行御史になる!」

写真=tvN

2PMのテギョンが主演する韓国tvNの新しいドラマ『御史とジョイ』は、11月8日から放送が始まることになった。テギョンは時代劇でどのような演技を見せてくれるのか。期待が高まるばかりだ。

任務は暗行御史

『御史とジョイ』でテギョンが演じる主人公ラ・イオンは、朝鮮王朝時代の花形である官僚になりながら、「出世はしたくない」という風変わりな男だ。美食家であり、食堂を開きたいという夢を持っていた。
しかし、任命されたのが暗行御史(アメンオサ)であった。
この暗行御史という職種は、時代劇が好きならよく耳にしたことがあるだろう。わかりやすく言えば、都から地方に送られた秘密捜査官であり、地域の官僚の不正を暴く目的を持っている。

彼らは自分の身分を隠して捜査を続け、悪徳官僚の賄賂などの犯罪の確証を得られると、突然現れて、犯罪人を逮捕していく。
いわば、朝鮮王朝時代の「悪を懲らしめる」というヒーローなのだ。
しかし、テギョンが扮するラ・イオンは、とにかく変わっている。暗行御史は誰もがあこがれる仕事なのに、この任務が気に入らないのだ。

快活なラブロマンス

ラ・イオンの前任者たちはことごとく災難に遭っており、彼はなおさら暗行御史になりたくなかった。
そんなラ・イオンが出会うのが、女優のキム・ヘユンが演じるキム・ジョイという女性だった。彼女は時代の先端を行くバイタリティを持っていて、離婚を経験して新しい道に突き進んでいる。
そんなジョイとラ・イオンが快活なラブロマンスを繰り広げるのが、『御史とジョイ』という時代劇である。

出演者たちが集まって台本を読みあっている場面がtvNによって公開されている。会話のやりとりをしている出演陣から笑いが絶えない。その光景を見ているだけで、『御史とジョイ』がどれだけ愉快なドラマであるかがわかる。
テギョンも、コミカルな時代劇で新しいイメージを見せてくれるだろう。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

2021.10.09