“執行猶予中に飲酒運転で現行犯逮捕&議員の息子”ラッパーNO:EL、所属事務所との専属契約解除


飲酒運転などで物議を醸し出したラッパーのNO:EL(ノエル、本名:チャン・ヨンジュン)が所属事務所との専属契約を解約した。

所属事務所のGlitched Companyの関係者は28日、情報サイトedailyとの電話インタビューで「NO:ELと協議した末に最近専属契約を解約することで合意した」と述べた。さらに「NO:ELは現在、自身の行動について反省する時間を持っている」と付け加えた。

NO:ELはことし4月にミニアルバム「21’S/S」をリリースし、個人レーベル形態の所属事務所であるGlitched Companyでの新たな出発を知らせた。しかし各種論議の影響でまともな活動を展開できなかった。

ニューアルバムの発売直前には暴行容疑で検察に送致された事実が明るみになった。NO:ELが2月にプサン(釜山)のプサンジンク(釜山鎮区)のある道で、知人と一緒にいたところ面識のない人物といさかいを起こし警察の調査を受け検察に送致されたという内容だった。当時、所属事務所は「公訴権がないことで事件は終結された」とし、「NO:ELは論議を起こした点について自ら反省している」と立場を明らかにした。

最近には未免許で飲酒運転をし交通事故を起こした事実が明らかになった。NO:ELは今月18日夜、ソウルのソチョグ·バンポドン(瑞草区盤浦洞)のソンモ(聖母)病院の交差点でベンツを運転していたところ接触事故を起こした。現場に出動した警察は飲酒測定に応じず、警察官の頭を突き飛ばしたりもした。結局NO:ELは道路交通法上飲酒測定拒否および無免許運転公務執行妨害などの疑いで現行犯逮捕された。

韓国政党「国民の力」のチャン・ジェウォン(張済元)議員の息子でもあるNO:ELは2019年にも飲酒運転と運転手をすり替えようとした容疑で起訴され、懲役1年6か月に執行猶予2年を言い渡されていた。NO:ELが執行猶予期間に現行犯で逮捕されたにも関わらず拘束なしでの捜査が行われると、オンライン上では特恵論議が起こったりもした。一部のネットユーザーたちはチャン・ジェウォン議員の退出請願にも乗り出した。

結局チャン・ジェウォン議員は同日、SNSを通じて「国民の力」大統領選挙候補であるユン・ソクヨル(尹錫悦)元検察総長の陣営総合状況室長を辞任することを明らかにした。警察は近いうちにNO:ELを被疑者として呼び調査を進める計画。

WOW!Korea提供

2021.09.28