韓国の放送局・KBSNが、「2021 世界アーチェリー選手権大会」の中継を担当したキャスターの発言が物議をかもしていることについて謝罪した。
KBSNは28日「KBSNスポーツチャンネルで放送された世界アーチェリー選手権大会中継の一部で不適切な表現が使用されたことに関し、アーチェリー韓国代表選手団及び視聴者の皆様に心からおわび申し上げます」と発表した。
さらに「今回のことを契機に、今後の番組制作において選手たちの努力を尊重し、視聴者の皆様の期待に応えられるよう最善を尽くしていきます」と加えた。
問題の中継に関しては昨日、「KBS視聴者権益センター」のホームページに「KBSNのスポーツ担当の男性キャスターは選手たちに謝罪してください」というタイトルの苦情が寄せられていた。
苦情には「キャスターが混合団体戦の中継時にキム・ウジン選手をアン・サン選手をリードする『お兄ちゃん』と表現し、女子個人戦の中継ではアン・サン選手とチャン・ミニ選手に『選手』という呼称をつけず『アン・サン』『チャン・ミニ』と呼び捨てにした」と指摘。さらに「それでも飽き足りず、7点や8点をつけた選手に『最悪だ』『何だよこれ』などといった表現を使用した」とし、「あまりに失礼だ。選手たちにも、不快感を感じた視聴者にも謝罪してほしい」と書かれていた。
「2021 世界アーチェリー選手権大会」の中継キャスターは、KBSNスポーツのアナウンサーであるイ・ギホ氏が担当した。28日現在、上述の苦情には3600人以上の賛同が寄せられている。
WOW!Korea提供