韓国の男性グループ「BTS(防弾少年団)が「未来の世代と文化のための大統領特別使節」に任命され、兵役免除が適用されるのか再び話題になっている。
青瓦台(チョンワデ)の「国民請願」掲示板に22日、「米ビルボードを制覇したBTSの兵役免除を請願します」というタイトルの請願が書き込まれた。
請願人は「BTSはこれまで4曲でビルボード1位となっており、今週まで7週連続でビルボード・チャートで1位を獲得している」とし、「来週も『Permisshon to Dance』という曲で1位獲得が有力視される」と説明。
それにつづいて「兵役免除がなされれば、日本との『独島(竹島の韓国名)問題』、中国の『東北工程問題』などのセンシティブな問題も文化の力で克服できると考える」と主張した。
そうしたうえで「だが、兵務庁は『入隊延期』程度の発表ばかりで、何の反応もないようだ」とし、「これはスポーツ界で補欠選手がベンチに座っているだけでも兵役免除になることを考えると、不公平な対応だと思う」と指摘した。
さらに「経済効果とともに大韓民国の良いイメージを6大陸の各地に伝えたBTSこそ、兵役免除を受けなければならないと考える」と強調した。
今月21日、青瓦台はBTSを「未来の世代と文化のための大統領特別使節」に任命したと発表した。
同日、パク・キョンミ青瓦台報道官は記者会見で、「韓国が持続可能な成長など未来の世代の国際的テーマをリードし、国際社会での重要なポジションに見合った外交力を高めるためのサポーターとして、使節団に任命した」とし、「ポストコロナ時代を国際的にリードしていくことにも貢献してくれるだろう」と話した。
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