これにより、BTSは今年9月、ニューヨークで開かれる第75回国連総会などの主要国際会議に出席する。
パク報道官は「BTSの歌に込められた癒しのメッセージ、多様な人種の共存と和合を目指すメッセージは、世界の連帯と協力を通じてコロナ禍を克服しようとする大韓民国の姿に通じるものがある」とし、全世界の青年たちに向けた癒しと希望のメッセージを伝える予定だと話した。
このニュースを知った「BTS」のファンたちは喜びながらも、「これだけやってるんだから、兵役免除を認めてやれよ」といった反応を示しており、兵役免除問題が再び話題となっている。
韓国政府は2019年の第95回「国政懸案点検調整会議」において、「BTS」など大衆文化アーティストが国のイメージアップに公演していることから、大衆芸術分野にも「芸術要員」の範囲を拡大しなければならないとする要求について議論していた。
しかし、政府は「代替服務」を減らして兵役義務履行の公平性を高めるという基本的な立場に合わないとの理由で、検討対象から除外したと発表していた。
「BTS」のメンバーたちは去年11月、記者会見で兵役に関する問題について、「国に呼ばれればいつでも応じる。大韓民国の青年として、兵役は当然の義務だ」と話している。
しかし、去年12月に「BTS法」と呼ばれる兵役法改正案が公表され、「BTS」は満30歳まで入隊延期が可能になった。
現行法によると、兵役判定検査を受けて入営対象者となった男性は、大学院の修士課程に在学中の場合は27歳までに入隊しなければならない。博士課程の場合は28歳までに入隊する。
大衆文化の分野で功績のある者は、満30歳まで入隊を遅らせることが可能になる。ただ、国防部は入隊延期が乱用されないよう、延期対象者の範囲を最小化し、今後の大統領令改正に反映させる計画だ。また、改正法には、品位を損なう行為を行った場合には延期が即刻取り消されるという規定も加えられた。
WOW!Korea提供