MCの「また、ここで麺ですかあ?(苦笑)」の一言に、会場も大笑い。「期待しても大丈夫です。本当に心配しなくても大丈夫ですよ」と、自信ありげに腕まくり。ヘッドセットもつけて黒いエプロン姿で開店準備も万端整ったところで、MCに目ざとくパッケージを見られ「すみません。インスタントです。でも、私はこれが好きだから」と、お馴染みの3分クッキングのBGMで今回もキム・スヒョンの料理コーナーがスタート。
ビビン麺の魅力を「とても深い味があります」と語って試食できる3名を会場から抽選で選んだ。1人目に「キム・スヒョン」と読み上げるオチャメなギャグで会場の雰囲気を一気に盛り上げた。麺の茹で方のポイントを「その都度、違うのが魅力です」(笑)とし、麺を茹で、きゅうりを斜めに刻む姿がたどたどしく、客席から「かわいい!」との好反応。
新装オープンのお店は、繁盛間違いなしと思いきや、キム・スヒョンが刻む様子を見かねて、残りのきゅうりは選ばれたファンが切ることに。そして試食前の味見で麺が固めと判明。壇上のファンが「カッコよくて演技が上手」と身近で見た感想を述べたものの、試食への不安を表すと、キム・スヒョンも緊張した面持ちで続行。刻んだきゅうりが下に落ちるなどのアクシデントにもめげず、深まる不安を「頑張って」という客席の声援で振り切ったようでも「お母さんに会いたい」とSOSを出す一幕に、会場から「ハーイ」と名乗り出る母になりきったファンも出現。
ステージと客席とが繰り広げるアットホームなやり取りに、2回目とは思えないファンとの距離の近さを感じさせ、演技や歌にとどまらない魅力を存分に発揮した。 期待と不安が交錯した分、笑いが笑いを呼んだ。レシピの進行状況も前後が入り乱れて、結局茹ですぎ麺に。「店長、店長」と心配して声をかけたMCの「見た目はおいしそうですよ」の声にカメラがズームアップすると、会場から「おー」と安堵と感嘆の声が沸き起こった。
ようやく試食にこぎつけ、キム・スヒョンがビニール手袋をはめていない方の手を使って器に氷を入れ、韓国で言う“母の味は、手の味”を「これが大事ですね」と、そのまま実演して大爆笑。実際に食べたファンの感想は「のびて融けちゃう感じ」「初めて食べるので、こういうものなんですか?」など。また、「味は、おいしいです」との感想にはMCが「では、何が問題?」と質問。ファンが「氷を入れた割には、冷えていない。器は冷えているのに」と言及。
すかさず「それがポイント。それが難しいんです」(笑)と、キム・スヒョン。最後にMCが「先生、いただきます。おっ、あれっ?意外とおいしい!」と、腕前と無関係のスープの味ときゅうりの歯ごたえを褒め、氷が解けて「ただ、どんどん味が薄くなって…」との感想に、さすがのスヒョン先生も「それ以上食べなくてもいいですよ」と、テレながら苦笑した。 こうして山越え、谷越え完成したビビン麺は、キム・スヒョンのちょっぴり不器用(?)な愛らしさを加点し、10点満点、100点満点、95点と高得点を獲得。
ファンの「先生、残してすみません」の心温まる一言に「次の新しいメニュー開発のために頑張ります。ありがとうございます」と、店長や先生になったり大活躍(!?)したコーナーを締めくくった。 そして、恥ずかしさを紛らすように、自らテーブルを持ち上げかけ、片付けようとするシャイな一面も見せ「失礼しました。今日は天気が寒くなったせいか、麺の鮮度が落ちてしまいましたね。急に寒くなりましたので、みなさんも風邪に気をつけてください」と、迷解説にファンへの思いやりを添えて締めくくりなおし、一旦退場。
photo:(c) Digital Adventure
■キム・スヒョン ジャパン オフィシャル ファンクラブ“always KIM SOO HYUN” http://kimsoohyun.jp