2020年に選ばれた最高の期待作が2021年新年、最高の期待作としてまた再び選定された。 新型コロナウィルス感染症のために映画の公開が遅延したが故である。映画「モガティシュ」が2年連続で新年最も期待の映画として挙げられた中で、「宇宙人」も同一数の票を受け共同1位を占めた。
News1は2021年の新年を迎え、映画専門家20人を対象に2021年最も期待される映画に対する調査をした。
専門家らが選ぶ最も期待の映画は「モガティシュ」(監督 リュ・スンワン)と「宇宙人」(監督 チェ・ドンフン)で、それぞれ4票ずつを受け1位となった。「モガティシュ」は当初、昨年の2020年公開予定であった。2020年News1新年特集専門家アンケート調査では、既にその年の最高の期待作として選ばれていた。しかしコロナウィルス感染症の余波のために公開を遅らせ、2年連続で最高の期待作としてあげられるという異例の現状となった。
「モガティシュ」は90年代のソマリア内戦により孤立した南北大使館の大使館員の脱出する物語を、実話ベースとしている映画だ。キム・ユンソク、チョ・インソン、ホ・ジュノらが出演する。
「モガティシュ」を最高の期待作として選ぶある専門家は「リュ・スンワン監督の粘り強い演出力とキム・ユンソク、チョ・インソンの二人の俳優の組合わせが期待される」と答えた。また別の専門家らも「海外ロケーションと異国的な背景、リュ・スンワン監督のカムバック作」、「リュ・スンワン、キム・ユンソク、チョ・インソンの組合わせ」など、やはりリュ・スンワン監督の帰還と俳優らの組合わせに対する期待感をほのめかせていた。
「モガティシュ」と同数票を得た「宇宙人」は「10人の泥棒たち」、「暗殺」などを演出したチェ・ドンフン監督の約6年ぶりの新作だ。「宇宙人」は仮題で、宇宙人を素材にしたSF映画として知らされている。この映画は1、2部を同時に撮影するという大型プロジェクトであり、俳優のリュウ・ジュンヨルとキム・テリ、キム・ウビン、チョ・ウジン、キム・ウィソン、ヨム・ジョンア、ソ・ジソプらが出演する。
「宇宙人」を選んだある専門家は「「10人の泥棒たち」、「独立軍」に続き、宇宙+人と出会うチェ・ドンフン監督、なぜ映画を劇場で見るべきなのかが明解な回答を与えてくれる映画になるだろうと期待する」と意見を述べた。別の専門家らも「興行不敗のチェ・ドンフン監督の「暗殺」以後6年ぶりの復帰作」「劇場が期待に満ちている、どうか劇場を裏切らないと言ってほしい」などの理由を明かした。
△ 2021年最も期待される韓国映画
「モガティシュ」(4票)、 「宇宙人」(4票)/ 「非常宣言」(2票)、 「玆山魚譜」(2票)/ 「ブローカー」(1票)、 「ボストン1947」(1票)、 「休暇」(1票)、 「徐福」(1票)、 「チャ・インピョ」(1票)、 「閑散」(1票)、 「楽園の夜」(1票)、 「勝利号」(1票)
WOW!Korea提供