3年ぶりにドラマ復帰をするパク・ハソンと、「あなたが眠っている間に」で人気を集めたイ・サンヨプが禁断の恋に落ち、トキメキいっぱいの濃厚な恋模様を繰り広げる大人のラブロマンス「平日午後3時の恋人たち」。
主演のパク・ハソン&イ・サンヨプのオフィシャルインタビューが到着!
■出演を決めた理由は?
パク・ハソン(以下ハソン):台本を読んだ時すごく興味が湧きました。そしてジウンの生活がすぐに目に浮かんだんです。その際に原作の存在を知り、視聴したらとても面白くて、最初から最後まで一気に見ました。原作もすばらしいのできっと演じがいがあると考えて出演を決めました。
イ・サンヨプ(以下サンヨプ):僕も同じです。ただ僕の場合は、ちょうどもの静かな男性によるラブストーリーを演じたいと思っていたところだったんです。ハソンさんと共演できて光栄でした。感想になっちゃった(笑)。
■演じられたキャラクターの紹介をお願いします。
ハソン:私が演じたソン・ジウンは、平凡な毎日をせわしなく暮らす女性です。しかし、ある日誰もが憧れるような女性が近所に引っ越してきて、その女性が人生を楽しめとジウンを誘惑するんです。このような新しい出会いが、彼女を動かします。ジウンが平凡な女性であるということが、重要なポイントだと思います。
サンヨプ:ユン・ジョンウは生物を教える先生です。温かい人物ですが、他人には自分の気持ちを表現しません。ある意味面白みに欠ける人物だと言えます。自分よりも他人のことを優先する人でしたが、ジウンに出会ってから自分に正直になっていきます。ジウンと一緒に困難を乗り越え、突き進もうとする人物です。
ハソン:ジウンとすごく似てるのね。ジウンに集中しすぎて気づかなかった(笑)。
サンヨプ:僕は知ってたよ(笑)。
ハソン:似た者同士だから恋に落ちたのだと思ってたけど、最初から似ている人物だったと今気づきました(笑)。
サンヨプ:2人は同じ痛みを抱えているからかもしれないね。
■役作りで気を付けたことは?
ハソン:役柄に合わせて、メークを最小限に抑えました。自分で髪を結んだり、家で過ごす時のようなTシャツを着たりして外見を作っていきましたね。ジウンという女性を演じる上では、気取らないことを心がけたんです。ジョンウと出会ってからはいつも撮影が一緒だったので、自然に演じられて頼りになりました。
サンヨプ:台本を読んだ時に感じたジョンウは、真面目でつまらない人間だと思いました。ふだんのイ・サンヨプとしての表情や、おどけるような姿は見せないように努力したんです。演じる時に極力笑わないよう心がけました。ハソンさんとのシーンが増えてからは、演技への集中力が高まったと思います。充実した時間でした。
■韓国版ならではの魅力は?
ハソン:原作を見ましたが、とてもいい作品ですよね。ドラマに引き込まれました。何よりドラマは面白いことが重要です。いい作品にしたいとプレッシャーもありました。原作を生かしながら、韓国の情緒も織り込んだ作品になっています。映像の美しさにもこだわりました。原作はラブコメ要素もありましたが、韓国版ではジウンの変化を描いてロマンス色を強めました。リメークならではの特色を作ろうと努力しましたね。
サンヨプ:原作の日本版に比べるとドラマの話数が多いので、ジウンとジョンウを取り巻くキャラクターたちの感情も丁寧に描き出そうと、監督が趣向を凝らしました。それが効果的だったと思いますね。
■原作と異なる結末についてはどう思いましたか?
ハソン:原作の結末は賛否が分かれたそうですが、私は現実的だと思いました。もちろん場合によって違いますが、不倫後に男性は家庭に戻り、女性は家庭が壊れるという…よく耳にする現実的な結末だったと思います。韓国版の結末に関しては、より悲劇的な最後を望んでいたんです。ジウンが死んだり…そんなことも考えていました。でも本作を最後まで見てくださった方々からは、希望を持てたという声を聞きました。
サンヨプ:ドラマを宣伝する時によく使っていた言葉は“成長”でした。それは脚本家が大事にしていたことなんです。成長がないただのラブストーリーなら、ジウンかジョンウのどちらかが最悪の結末を迎えていたかもしれません。ですが、脚本家は最後まで“成長”を作品のキーワードにしていました。でも、僕たちがよく脚本家に頼んでいた結末は“自分を殺してくれ”と(笑)。
ハソン:目立てるから(笑)。それが俳優としての正直な気持ちです。
■イ・サンヨプさんが初主演作として本作を選んだ理由は?また、感想もお聞かせください。
サンヨプ:「トップスター・ユベク~同居人はオレ様男子~」の撮影が終わる頃に本作の台本をいただきました。「ユベク」で演じた役柄は頼もしい男性だったのですが、視聴者の間では男らしいイメージよりも、ヒロインに振られた男として印象に残ったようです。思い描いていた結果と違ったので、自分の未熟さを痛感しました。それで大人のラブストーリーを演じてみたいと思っていました。そんな時に本作の台本をもらって、出演をすぐに決めました。今回僕は主役だと思っていません。このドラマは最初から最後まで、ハソンさんのためのハソンさんによる…何だろう(笑)。
ハソン:デタラメを言うからよ(笑)。
サンヨプ:本当にそう思っています。僕はハソンさんを引き立てる役柄だったと考えています。ハソンさんの演技力があったからこそいい作品になりました。
ハソン:私も最初は女性のドラマだと思いましたが、全部持っていかれました。映画やドラマに引っ張りだこの俳優ですから本当に大人気ですよ(笑)。
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