Mnetの「PRODUCE 101」シリーズに対する警察の捜査が大々的に行われている。
警察庁関係者の記者懇談会が2日、ソウル市鍾路区庁舎で開かれた。懇談会で警察は「『PRODUCE X 101』の捜査を進めている。シーズン1から3まで、公平性の有無について調べている」と明かした。
「PRODUCE X 101」は今年7月19日のファイナルで、11人から成る「X1」を誕生させた。しかし、ネット上では投票操作疑惑が浮上。練習生らの得票差におかしな点があったという指摘により、制作陣の釈明を求める声が高まった。
制作陣は「メンバーのイ・ウンサンを含み、最終ランクにおかしな点はない。ただ、放送で発表された個別の最終得票数を集計・公表した過程でミスがあったことに気付いた」と述べ、問題を認めた。しかし、制作陣による意図的な計らいではなく、単なるミスであり、順位の変動とデビューメンバーの変更はないことを明かした。
得票数を基に順位を集計した後、各練習生の得票率も計算し、最終ランクを複数の方法で検証した。しかし、制作陣が順位を確認する際に得票率を小数点第2位で四捨五入し、この数字を基に換算した得票数が生放送で公表されたとしている。
事件を受け付けたソウル地方警察庁サイバー捜査隊は、7月27日に内部捜査に着手。4日後、制作陣の事務所を家宅捜索した。8月12日にも2回目の家宅捜索を実施し、「PRODUCE X 101」以前のシーズンに対しても大々的な捜査が行われている。
一方、「X1」は予定していた8月27日を延期することなくデビューに至った。各種アルバムチャートで8月の売り上げ枚数1位を獲得し、「国民プロデューサーアイドル」の名を挙げた。放送では「皆さんが誇りに思って頂けたら嬉しい。僕たちが良い思い出となってほしい」と抱負を語る場面もあった。
ファンの願いは、「X1」が得票操作の汚名を返上し、堂々と花道を歩き出すことだ。警察の捜査結果に多くの人々の関心が注がれている。
WOW!korea提供