人気アイドルグループ「SUPER JUNIOR」のソンミンが結婚を公式に発表して1週間。歴史の短いK-POP界の男性アイドルとしては初めてとなる快挙(?)を目の当たりにしたファンの心境は複雑だ。所属事務所の「SMエンタテインメント」の反応も気になるところ。
昨年1月には、「Wonder Girls」のソネが、在米韓国人男性との結婚を発表したことで、初の既婚女性現役アイドルが誕生したが、ついに男性アイドル界でもソンミンが歴史を作ってしまったのだ。
相手は、2008年にガールズグループ「バナナガール」のメンバーとして芸能界入りし、その後はミュージカルを中心に役者活動に注力している女優のキム・サウン。昨年末のミュージカル「三銃士」での共演が交際のきっかけと知られている。
まだ若い「アイドルの結婚」は、どの国の芸能界でもタブー視されている「厳禁事項」だ。近年、恋愛は辛うじて許される傾向はあるものの、さすがに「結婚」となると、ほとんどのファンから拒否反応の起こされているのも現状だ。
ことしの3月には、「少女時節」(Girl Hood)という、現役主婦のメンバーで構成された前代未聞のガールズグループがデビューしてが、ヒットに恵まれずあっという間に撃沈。所属事務所は、「恋愛禁止」ならぬ「妊娠禁止」を発表するなど、話題性作りに頑張ったが現実は厳しいものだった。
また、「Wonder Girls」のソネの場合も現在は芸能活動中止の状態が続いており、事実上のアイドル引退となっている。やはり、「アイドル」という仮想恋愛をイメージさせる甘酸っぱいワードと、「結婚」という生活感あふれる単語は、相容れないものがあるのかもしれない。
なお、ソンミンは結婚発表後のSNSで、「どんな言葉から切り出せばいいか分かりません。今まで支えてくれた方々の顔が思い浮かぶので余計慎重な気持ちなってしまいますが、この知らせに当惑するファンのことを思うと心が痛みます」と綴っている。
芸能界のタブーやアイドルの先入観に対し勇気を持って打ち破ろうとしている彼の行動に拍手を送りたいところだが、やはりファンの反応は肯定的とは言えないようだ。
一部では、「アイドル引退を覚悟した上での発表」との声もあるが、はたして本人はどのような将来図を描いているのだろうか。
ガールズグループでは、同じ事務所の「少女時代」がメンバーの相次ぐ熱愛報道でピンチを迎えているが、もしかしたら「SUPER JUNIOR」もソンミンの結婚がグループにとっては一つの転換期になるかもしれない。
WOW!korea提供