新兵訓練の最後の関門ともいえる「行軍」を無事に終えると、夜に「お疲れさま」の親睦会が開かれ、みんながお菓子とジュースを大いに堪能する。和気あいあいで、とても楽しい会になる。このときほど、同期の存在をありがたく思う瞬間は他にないだろう。それにはどんな理由があるのか。
リーダーがチームを束ねていく
現代の新兵訓練は昔とかなり様変わりしていて、新しい基準で行なわれている。新兵訓練の特徴を見ていくと、チームワークをとても重視しているのだ。たとえば、個人にはそれぞれ能力の違いがあるので、チーム全体としてどれくらいの成績を挙げられるかが問われる場合が多い。
チームワークを重視することによって、成績が劣る者を周りのチームメイトがカバーしながら向上させるという効果も狙っている。あくまでも戦場においては分隊ごとに動くので、チームワークが大切なのは当然である。
チームの結束力を高めるうえで活躍するのがリーダーである。
リーダーは同期の訓練生たちを束ねて、自主的にいろんな問題に対処していく。それが、人権問題を解決する手段でもある。というのは、常に軍隊ではいじめやしごきといった問題が付きまとっているので、それを解消させるための手段として陸軍はリーダー制度を積極的に取り入れている。
30歳近くになって入隊した韓流スターは新兵の中でも年長なので、リーダーになる割合も高い。
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韓流スターはどんな新兵訓練を受けるのか3/最後の関門「行軍」