ことし韓国で公開されて大きな話題を呼んだ、ヒョンビン兵役除隊後第一作が、「王の涙-イ・サンの決断-」(配給:ツイン)の邦題で、12月よりTOHOシネマズシャンテほか全国順次公開されることが決定した。
日本でも大ヒットしたTVドラマ「イ・サン」で知られる李朝の名君イ・サンを襲った暗殺未遂事件。本作は、史実に記録されながら、いまだ謎とされているミステリアスな王暗殺計画を、初めて映像化。事件によって、若き王が、真の偉大な王へと変わる運命の24時間を、胸に迫る人間ドラマとスケール大きなアクションで描いた感動エンターテイメント大作だ。
タイトル「王の涙-イ・サンの決断-」に込められているのは、事件の影にある、若き王と王がただひとり信じた宦官の家臣との絆。そこに秘められた悲しい宿命は、歴史ドラマを越え、涙なしには見られない普遍的な感動を呼ぶ。
王イ・サンを演じるのは、TVドラマ「シークレット・ガーデン」「私の名前はキム・サムスン」で日本でも絶大な人気を誇るヒョンビン。除隊後の復帰第一作で、初の時代劇にチャレンジ。これまでの作品では文科系イメージの強い王を、文武両道の王として、知的な内面の魅力と弓や剣などアクションの魅力の両面で新しい“イ・サン像”を演じきり、過去最高の演技と絶賛された。そして、王がただひとり信じた宦官には、「殺人の告白」「さまよう刃」で演技力に定評のあるチョン・ジェヨン。難しい役柄を、さすがの演技力で見せている。
そのほか「建築学概論」「観相師-かんそうし-」のチョ・ジョンソク、「メビウス」「悪い男」のチョ・ジェヒョ ンら実力派男優が顔を揃え、女優陣にはTV「イ・ サン」のヒロインから一転、王を陥れようとする王大后役で初の悪役を演じるハン・ジミン、「ヘウォンの恋愛日記」「自由が丘で」のチョン・ウンチェらが出演。監督は、大ヒットドラマ「チェオクの剣」で知られるイ・ジェギュ。満を持しての映画デビュー作で、定評あるアクションの美学はもちろん人間ドラマにもその才能を遺憾なく発揮している。
この度完成した日本版ポスタービジュアルでは、何かを決断しようとする凛々しい表情とも、憂いを帯びた悩める表情ともとれる若き王イ・サン=ヒョンビンの下に、宦官役のチョン・ジェヨンら主要 キャラクターを配している。
若き王は、いかにして偉大な王へと変わったのか。そして、王はなぜ涙を流し、そのとき何を決断したのか。息もつかせぬ展開で、すべてが解き明かされるラスト。その感動が誰もが大満足間違いなしの話題作、ぜひ12月の公開を楽しみにしてほしい。