8月12日午後2時ソウル江南区(カンナム)論硯洞(ノンヒョンドン)インペリアルパレス7階セルレナホールにて、韓国ケーブルテレビtvNの日曜ドラマ「三銃士」の制作発表会が開かれ、ソン・ジェジョン脚本家、キム・ビョンス監督とともにCNBLUEのジョン・ヨンファ、イ・ジヌク、ソ・ヒョンジン、チョン・ヘイン、ヤン・ドングン、ユ・イニョンが出席した。
今年下半期の最高の期待作であるフュージョン時代劇の本ドラマは、フランスの作家アレクサンドル・デュマ・ペールの小説「三銃士」をモチーフとして、朝鮮・仁祖(インジョ、朝鮮第16代王)時代を背景にジョン・ヨンファ演じる優れた武芸の実力者、武士パク・ダルヒャン(朴達郷)が三銃士と出会い、朝鮮と混乱が渦巻く明清の交替期にある中国を行き来して繰り広げられる豪快なアクションロマンス活劇。
特に、ジョン・ヨンファは所属事務所のFNCエンターテインメントを通じ「初めての時代劇でアクションも多い役なので、新しいことだらけで楽しく演じている。パク・ダルヒャンとして素敵な姿をお見せする」との意気込みを既に伝えており、原作「三銃士」のダルタニャンにあたるパク・ダルヒャン編のティザー映像も15秒という短さにも関わらず、ジョン・ヨンファの華麗な剣さばきと初めての時代劇姿の公開とあって数日で10万ビューを突破するなど、放送前から韓国国内だけではなく海外のファンからも熱い反応が寄せられている。
この日の発表会でジョン・ヨンファは「「パク・ダルヒャンは田舎の両班(ヤンバン)出身。(朝鮮の首都)漢陽(ハニャン)に行ってどのように成長していくかたくさん期待して欲しい。」と自らキャラクターについて紹介。「俳優たちとの初めての出会いが馬場だった。初めからカッコいい姿を見せられずにジャージ姿で出会ったが、むしろ親近感が深まったようだ。馬場での姿と撮影現場での姿はかなり違う。撮影をしながら徐々に上手くなっているような気がする。今は車で移動するよりも馬で移動したい気分だ」と、冗談を交えながら乗馬に対する自信をのぞかせた。
ソン・ジェジョン脚本家は本作の企画段階で「劇自体が暗かった『ナイン(ナイン~9回の時間旅行:以下ナイン)』が終わって虚脱感に苦しんだ。それで見る人も制作する人も面白い話を描いて見たかった。そこでふと思い出したのが小説 『三銃士』だった」と、語り始め「その次に『三銃士』があまりにも多くの愛を受けた作品だから緊張感がないという問題があった。その部分を解決しようとして8年前くらいに素材として使った昭顯世子の作品と合わせた。カンビンの初恋をダルタニャンと連結させて楽しい要素を加えた。今回のドラマ『三銃士』は、同名小説と昭顯世子の作品が正確に50対50の半々で混ぜている」と説明するなど、実体調査と虚構の間を行き交いコミック, ロマンス, メロ, シチュエーションコメディなど多様な話が存在する新しい『三銃士』 の見どころをアピールした。
さらに「私は主に作品を書く時、複雑なメカニズムを構成する。しかし観る人が気づくことができない話を作る」とし、「敢えて昭顯世子と『三銃士』を合わせた理由は、悪どい政治的に混乱した仁祖時代に易しく接近して歴史記録に盛り込まれなかった明るい部分を描きたかったから」と明した。
そして「小説と歴史について分からない人も『三銃士』を易しく見られる。しかし本をのぞき見て歴史に対して調べればもっと大きな楽しさを感じること(ができる)」と付け加え、「歴史上の人物の中で小説『三銃士』と符合しない人物は果敢に削除した。枢機卿リシュリューであるキム・ジャジョムとトレビル隊長のチェ・ミョンギルが際立った」と演技派名俳優たちの活躍にも言及し、興味を引きつけた。
一方キム・ビョンス監督は「先立ってtvNでは『無作法な令嬢さん』がシーズン制の一線を引いた作品だ。『三銃士』は計画されたシーズン制で、12部作ずつ3シーズンで放映される」とし「来年上半期を目標に3シーズンを終える予定」と語った。また「計画されたシーズン制ドラマを企てるようになった理由は、主にドラマの視聴率の結果によってシーズン制の可否が決まる。この場合、俳優と後続作出演の約束をしにくい状況になる。それで初めから3シーズンを明確に立てることで俳優たちと制作陣が終わりまで共にできる環境になった」と明らかにした。
引き続き「シーズン1が終わった後、3~4ヶ月後にシーズン2が放映される予定だ。実は制作コストの側面として制作期間が長くなればなるほど上昇する点が問題になり得るが、良いコンテンツを作るためにシーズン制を試みるようになった」と語った。
ここでソン・ジェジョン脚本家は、「シーズン2が海外ロケをしなければならない状況なので3シリーズで分けた」と、シーズン制導入のもう一つの理由を加えた。また、他の理由として「ミニシリーズの脚本家が1年に一本ずつドラマを出すのは容易くない。これは長編小説の脚本家が作品を一冊ずつ出すことと同じ」とし、「長期的にWeb Toonが連載されるようにミニシリーズもアイディアが良いコンテンツを作ることができるシステムが構築されなければならない。
そして新人脚本家たちが補助でシーズン制に投入されることを通して、すぐミニシリーズでデビューするのではなく、実力を押し堅めて出ることができる良い機会の場になること」と、安定した実力が伴う後輩育成への期待を添えた。
イ・ジヌクは「『ナイン』が終わって多くの愛を受け、いつかもう一度一緒に作品をしたいという話をしていた。こんなに早く次の作品に出会えると思わなかった。また一緒にするということに対する負担はなかったし、とても嬉しくて期待もした」と語り、 昭顯世子役に対して「歴史的にたくさん現われていない部分、、もちろん事実ではない部分も含めてたくさん盛り込まれている。非運の王世子、時代を先取りして開かれた思考をした人として持たなければならないことについてたくさん悩んだ。 最後まで集中して一生懸命演技する」と意気込みを明らかにした。
また、.黒のサングラスで登壇したヤン・ドングンは 「何年間かどんな作品でどんなキャラクターを演技しなければならないかとても悩んだ。そして待っていたキャラクターがあった。『三銃士』のシナリオを見るやいなや脚本家の書いたセリフの数々が口にぴったり合うのを感じた」と、実際に指でセリフが唇にくっつくようなモーションを導入して表現して笑いを誘い、ジョン・ヨンファ同様に時代劇初挑戦の感想を「時代劇は初めてなので初めて韓服を着て演技するこのキャラクターが私に本当によく合う、まるでぴったりの自分の服を着た感じだ。良いキャラクターに出会えてとても楽しく撮影している」と感情豊かに伝えた。
推進力と信念、勇気など武士が持つべき全てを持った生まれながらの武士。キレのいい立ち回りと天性の明るさに楽天的な性格を甘いマスクと爽やかな屈託のない笑顔で表現。そして女心をくすぐる視線演技までも総動員して完ぺきなキャラクターとして作り上げるジョン・ヨンファが演じる新キャラクター“パク・ダルヒャン”に集まる期待は、大きい。
豪快なアクションシーンも見どころの本作は、ドラマ「イニョン王妃の男」、「ナイン~9回の時間旅行」でドラマ界に新風を注ぎ込んだ脚本家ソン・ジェジョンと、キム・ビョンス監督がタッグを組む3作目。
豊かな想像力と緊張感あふれるストーリーを満載して、17日午後9時から韓国tvNで放送される。
■tvN日曜ドラマ三銃士公式ホームページ:http://program.int