パク・ボゴムとキム・ユジョンが主演した『雲が描いた月明り』。もう1人の重要な出演者が、B1A4のジニョンだった。彼はドラマでキム・ユンソンを演じたが、そこで描かれた究極の愛とは?
ライバルが強力
『雲が描いた月明り』でジニョンが扮したのは、エリート官僚のキム・ユンソンであった。このユンソンは、当時の政治を主導した名門一族の御曹司である。
とにかく、将来を嘱望(しょくぼう)されていた。
ユンソンは、いずれは領議政(ヨンイジョン/朝鮮王朝最高の官僚であり、現在で言えば総理大臣)にもなれる能力を備えていた。
そんな超エリート官僚のユンソンであったが、1人の女性を愛したことによって、その運命がガラリと変わってしまう。その女性こそが、キム・ユジョンが演じたラオンであった。
このラオンは男装して宦官(去勢された官僚で王族の秘書役を務めた)になっていたのだが、ユンソンはいち早くラオンが女性であることを見抜き、愛情を持って常に見守っていた。
しかし、ライバルが強力だった。
それは、パク・ボゴムが演じたイ・ヨンだ。
何と言っても、朝鮮王朝の世子(セジャ)である。(ページ2に続く)