記者会見というのは、ある意味では俳優にとって厳しいステージだ。ドラマや映画なら演技だけで見せられるが、記者会見ではありのままの姿が出てしまう。しかし、11月16日のパク・ボゴムは好感度がグッとアップした。
時代劇によく合っていた
『雲が描いた月明り』がテレビ東京で放送されるにあたって開かれた記者会見。パク・ボゴムは実に謙虚な姿を見せて、記者たちの間でも評判がとても良かった。
しかも、話が長くなると、いったん会話をとめて、通訳の人が話しやすいように間をあけていた。それも自然な姿で……。このように、配慮が行き届いていた。
話の中身も通り一遍ではなく、面白い話が多かった。たとえば、『雲が描いた月明り』の撮影当時のエピソードについて披露してくれた。
「同世代の共演者が集まった撮影現場だったので、集まるとみんなで笑うことがたくさんありました。笑いすぎたり騒いでいたりしてNGを出してしまったということもあり、監督さんに怒られました」
「僕もNGを少し出してしまいました。この作品でのセリフというのは、簡単に覚えるのが難しい政治的な専門用語が多く使われていたので、そのセリフを熟知することが大変でした」
パク・ボゴムはこう語ったが、彼は時代劇によく合っていた。特に、韓服を着る姿が凛々しかった。(2ページに続く)