写真(右)=魏聖銓(ウィ・ソンジュン)
1968年ソウル生まれ。1992年に来日し、大東文化大学卒業後に学習院大学で日本語日本文学博士を取得。
現在は法政大学をはじめ、多くの大学で韓国語を教えている。
写真(左)=康熙奉(カン・ヒボン)
1954年東京生まれ。在日韓国人2世。韓国の歴史・大衆文化や日韓関係を描いた著書が多数。
主な著書は『ヒボン式かんたんハングル』『朝鮮王朝と現代韓国の悪女列伝』。
韓国語を学ぶときには、どんな点を心掛ければいいのだろうか。複数の大学で韓国語を教えている魏聖銓(ウィ・ソンジュン)氏と、『ヒボン式かんたんハングル』という著書がある康熙奉(カン・ヒボン)氏が、韓国語の学習方法について語り合った。
韓国語は易しい?
康「大学で教えて何年経ちましたか?」
魏「2005年からですから12年ですね」
康「いくつの大学で教えているの?」
魏「今は、法政大学、専修大学、亜細亜大学、跡見女子大学、国士舘大学で教えていますし、専修大学の付属高校で講座を持っています」
「すごく多いですね。その他では?」
魏「葛飾区(東京都)の市民講座でも教えています」
康「それが何年?」
魏「24年になりますね」
康「なるほど。今まで数多くの人に韓国語を教えてきて、たとえば韓国語を覚えるときにみなさんがよく勘違いすることは?」
魏「みなさんはインターネットや書物からいろんな情報を得ていますよね。そうすると、日本人にとって韓国語は易しいと考えがちです。そういう面もありますが、そう単純ではありません」
康「易しいと考えればそうだけど、外国語だから難しいと考えれば、それもそうなんですよね」(ページ2に続く)