韓国で権威がある百想芸術大賞の第53回の授賞式がソウルで5月3日に行なわれ、テレビ部門で『鬼<トッケビ>(原題)』が主要な賞を次々に獲得した。同ドラマの作品性のすばらしさが高く評価されたのである。
感激したコン・ユのスピーチ
百想芸術大賞は映画部門とテレビ部門に分かれているが、テレビ部門の大賞を獲得したのが、『鬼<トッケビ>(原題)』の脚本を書いたキム・ウンスク作家だった。
彼女は、『パリの恋人』『シークレットガーデン』『太陽の末裔』といった超話題作を執筆してきた人気の脚本家。今回の大賞を受賞したことで、韓国で随一の脚本家であることが証明された。
そして、男性最優秀演技賞に輝いたのが、『鬼<トッケビ>(原題)』の主演のコン・ユだった。
彼は最大の栄誉を受けて、会場でこうスピーチした。
「この場に立つのが怖かったのです。いろいろな人生を生きてきましたが、混乱しています。果たして自分は誰で、どこに行くのか」
「重くて大きい賞は、弱い私に対して、『しっかりせよ』『もう躊躇せずさまような』と言っているかのようです」
コン・ユは本当に感激した表情だった。(ページ2に続く)