2000年7月から9月にかけてTBS系列で放送され、人気を博した日本ドラマ「Summer Snow」が、韓国ミュージカルとして日本で幕を上げる。
主役は、ソンミン(SUPER JUNIOR)、ソンジェ(超新星)、スンヒョン(FTISLAND)のトリプルキャスト、またその他にもホ・ヨンセン(SS501)、ケビン、スヒョン(U-KISS)といった超豪華キャストが勢ぞろいした。
公演に先立ち、2月20日(水)東京・ホテルニューオータニ東京で、プレス発表会が行われた。 本作品の原作は、2000年に堂本剛、広末涼子主演で TBS系にて放映され話題を呼んだドラマ『Summer Snow』。
この日、それぞれが黒いスーツ姿で決めた出演陣は、日本語で自己紹介し、続けて同ミュージカルへの意気込みなどを語ってくれた。
彼らが聞かせる「Summer Snow」へかける思いとは…。
<トリプルキャストソンミン(SUPER JUNIOR)、ソンジェ(超新星)、スンヒョン(FTISLAND)のコメント>
▲主役に自信を見せるソンミン
「台本を読んで、役に欲が出た」 ソンミンは優しい笑顔で、「ドラマの感動とはまた違う、ミュージカルの楽しさを見せたい。」と話すと、今回のオファーを受けた理由について「原作のドラマを楽しく見た。
夏生(ジンハ)のキャラクターに欲を感じて、演じてみたいと思った」と自信のあるコメントで本作品にかける熱い思いを伝えた。
また、「この話を初めて聞いた時、青児(ユンジェ)の役を演じると思っていた。
それで、青児(ユンジェ)について分析したり、日記を書いたりして役作りをした。
その後、夏生(ジンハ)の役だと聞いて、互いの感情を知ることになった。おかげで演じる時、大いに役に立つ結果になった」と語った。
プレス発表会の間、終始笑顔を絶やさないソンミンの姿は、彼のプロ意識を強く感じさせた。
▲落ち着いた姿を見せるソンジェ
「僕は自転車を直す役です」 ソンジェは今回自身が演じる主人公夏生(ジンハ)について「自身を犠牲にして周囲の人たち を助ける、明るくてパワーのある人物だ」と話した。
また、本作品を演じるに当たって「僕は 本来、照れ屋な所があり、上手に表現できるかまだ分からないが、良い姿を披露したい」と話 した。
続けて、「今回の台本を美容室で初めて読んだ。僕はまだ原作のドラマを見ていない が、台本の2幕目で涙が出てきた。全てのキャラクターが魅力的だ。僕は4度目のミュージカル 出演になるので、日本の原作という意味で感慨深い。先輩・後輩たちと良い公演を作りたい」と落ち着いた口調で話し自信をのぞかせた。
▲真っ直ぐな瞳のスンヒョン
「今までと違う姿を見せたい」 今回がミュージカル2度目のスンヒョンは、初挑戦となった前作 『Jack the Ripper』について 「僕にとっては難しく大変だったが、とても良い経験ができた」と当時を振り返って話した。
また、 「今回は明るいキャラクターなので、今までと違う姿を見せたい」と意欲を見せた。スンヒョンは「原作のドラマはすでに見ました」と言いながら、「今回の台本を読んだ時、文章よりもドラマのシーンがすぐに浮んできた。」と本作品への熱い思いを語った。
また、ケビンとの共演について尋ねられると「普段は音楽活動のステージでよく会う。(FTISLAND)メンバーのジェジンと仲が良いため、彼からよく話を聞いていました。今回会って良い印象を感じました。今回の公演よろしくね。」と同席するケビンに挨拶をする姿を見せた。
正面を真っ直ぐ見る瞳がとても印象的だったスンヒョンだが、会見で役柄の関係で、自身の順番が最後になるとMCに「何で?僕のこと嫌いですか?」と冗談を交わし場を和ませる配慮も見せた。
#彼らの存在にも注目!
▲マイペースなホ・ヨンセン
「記者たちの関心に感謝。一生懸命な姿を見せる」 金髪で登場したホ・ヨンセンは、先立ってソンジェが「僕は自転車を直す役」と話すと、「彼 が自転車を直す役ならば、僕は人を治す役です」と言って笑いをさそった。
ホ・ヨンセ ンはトークセッションの間、彼だけの独特な雰囲気を漂わせて、一味違う魅力を見せた。彼は どのように演じたいかと尋ねられると「役を忠実に演じたい。一生懸命頑張ります」と話した。
続けて「原作のドラマはまだ見ていないが、ダウンロードはした(笑)素材がおもしろいと感 じた。
また、『Summer Snow』というタイトルが新鮮で新しい感覚があります。僕は現実で恋愛ができていないので、作品を通して片思いでもいいから恋愛したい。愛したい」と茶目っ気たっぷりの彼らしいコメントで笑いを誘った。
▲緊張する姿を見せるケビン
「日本で初のミュージカルです」 日本で初のミュージカルに挑戦するケビンは、プレス発表会の間、終始緊張した面持ちで、本作品に対する意気込みを「歌手活動とは違うと思う。
日本で初めての演技なのでとても緊張すしますが、原作のドラマにとても感動したので、その感動を観客へ伝えられるように頑張りたいです。たくさん期待してください。」と真摯な姿で思いを伝えた。
また、「先輩との共演にわくわくしてます。早く練習に参加したい」と意欲を見せた。
▲明るいムードメーカースヒョン
「今も緊張しています」 スヒョンは始めにU-KISSのリーダーとして、「いつも
U-KISSの応援をありがとうございます。
また、今日このように多くの方が取材に来てくれて、ありがとうございます」と日本語で感謝を伝える姿に、日本での活動に対する誠実さを感じさせた。
また、ケビンと同様に日 本で初のミュージカル出演となるスヒョンは、「とても緊張していています、今もとても緊張しています。僕も感動を伝えたい」と笑顔で話した。
また、同グループケビンとの出演に対しては、「ケビンは歌も演技も上手。だけど、僕も努力しケビンに負けない姿を見せたい。僕しか見せれないような演技を頑張りたい」と意気込みを見せると、それを聞いていたケビンが、即座にスヒョンを褒め称える仲むつまじい姿が見られ、彼らのグループ愛を垣間見せた。
なお、ホ・ヨンセン、ケビン、スヒョンの役柄については、まだ未定となっており、後日正式 発表される予定だ。
それぞれ違う魅力を持つ彼ら3人が、本作品でどんな役を演じ、どんな姿を 日本のファンへ見せてくれるのか、とても楽しみで期待が高まる。
最後に日本のファンの皆さんへ、それぞれメッセージが伝えられた。
ソンミン:「公演を見に来て、僕からヒーリング効果を感じてください(笑)」
ソンジェ:「風邪にお気をつけて。たくさん期待してください」
スンヒョン:「一生懸命頑張るので、楽しんでください」
ホ・ヨンセン:「韓国語上演なので、皆さん韓国語をたくさん勉強してきてね」
ケビン:「演技に挑戦したかった夢が叶ったので、ファイトします!」
スヒョン「完ぺきな姿を見せる。遊びに来てください。大好きです!」
最後に出演者全員が参加したフォトセッションでは、片手をあげてポーズを取るなど、終始笑顔を見せながら、人気アーティストたちの若さあふれるパワーを感じさせた。
また、主役3人でのフォトセッションでは、「『Summer Snow』ファイト!」と言うカメラマン からの要望に、ソンジェが「ファイト!」とフェイントをしてしまう一幕も。
彼らの丁寧に応える姿がとても印象的な会見となった。
韓国のトップクリエイターと豪華アーティストの手で制作される本作品が、ミュージカルとしてどう生まれ変わるのか、多くの期待が高まる。
あらすじ… 「いつか一緒にみたいな、できれば夏に…めったに見れない夏の雪が見たいなら…」 サマースノーとは、夏の雪、マリンスノーの別称。 主人公ジンハは両親の事故死で自転車店を継ぎ、耳の不自由な高校3年生の弟、ジュンと高校2年生の妹、ウナと面倒を見ている。ジュンは4歳の時の事故が原因で耳に障害があるが、補聴器を使えば日常生活には何の支障もない。
ウナは、ジンハ家の家事全般を切り盛りするしっかり者で、お兄さんたちのことをいつも気に掛ける母親のような存在だ。
ある日、ジンハはいつものように自転車を修理して届けた帰り道、公演で自転車に乗れない男の子を見て乗り方を教えることになった。その時、自転車が公園から道路に飛び出してしまい、通りすがりの人とぶつかってしまった。ジンハはすぐに謝罪し、傷を治療する。その事故にあったのがソルヒだ。
ソルヒもまた、人知れずじ事情を抱えながら生きていた。 偶然に知り合ったジンハとソルヒが、次第に恋心を抱きながらラブ・ストーリーを描いていく。また、ジンハの家族や周囲の人物と関わりながら、明日に向かって毎日を一生懸命生きる姿を描く。果たしてジンハとソルヒは、サマースノーを見ることができるのだろうか…。
■公演日程:兵庫公演 / 4月12日(金)~19日(金)あましんアルカイックホール 東京公演 / 5月31日(金)~6月15日(土)赤坂ACTシアター
■料金:S席13,000 A席10,000(税込)
■一般発売日3月17日10:00より、チケットピアにて一般発売開始(予定)
■主催:EUNHASU Entertainment / J Entertainment Korea ■企画・制作: EUNHASU Entertainment
■制作協力:ぴあ ■協力:(株)GMP
■オフィシャルHP:3月上旬にOPEN予定 *韓国語上演、日本語字幕あり。
*未就学児童の入場は不可。
*公演日時、及びキャストスケジュールなどの詳細、オフィシャルHP及び、チケットぴあサイト(pia.jp/t)にて随時発表。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC) photo ham / report sugimoto