「アイドルマスター.KR(仮称)」メディア・デー オフィシャルレポート
(2016年8月25日午後4時~ 韓国ソウル市 イルチアートホール)
「アイドルマスター」シリーズを韓国制作で実写連続ドラマ化する「アイドルマスター.KR(仮称)」が、2017年初頭の韓国での放送と同時に、Amazonプライム・ビデオのオリジナル作品として全世界に向けて配信されることが決定した。8月25日午後4時より、韓国ソウル市内で本ドラマの制作会社である株式会社インタラクティブメディアミックス(IMX)の孫一亨代表と「アイドルマスター」シリーズ総合プロデューサー坂上 陽三氏、Amazonプライム・ビデオ・コンテンツ事業本部長のジェームズ・ファレル氏、そしてドラマのメインキャストとなるガールズグループR.G.P.(Real Girls Project)のメンバー10名参加のもと、本プロジェクトを紹介する「アイドルマスター.KR」メディア発表会が開催された。
まず、本プロジェクトを企画したIMXの孫一亨代表が登壇。「今まで多くの韓国コンテンツを日本に紹介してきたが、本格的にドラマ制作をするのは今回が初めての試み。いつかはドラマを制作したいと考えていたが、「アイドルマスター」の存在を知り、ぜひこの作品をドラマ化しなければならないと思った。「アイドルマスター」はすでに11年の歴史を持つ長寿コンテンツ。そして持続的に発展、進化しているコンテンツだ。こうした拡張性が、とても魅力だった。今回の実写版ドラマにも、その拡張性は反映される。普通、ドラマは見ればそれで終わってしまう一過性のものだが、「アイドルマスター.KR」の強みは放送前に始まり、放送が終わっても成長し続けるという点だ。また、ドラマでありながらも、実際にアイドルになりたい少女たちの成長のドキュメンタリーでもあるというのも本作の特徴だ。」と本作の特徴を語った。また、「IMXが日本で韓国ドラマのVODビジネスを始めた当初は、日本で韓国ドラマを知る人はほとんどいなかった。それが瞬く間に人気ジャンルとなった。今回Amazonを通じて本作が世界の視聴者に提供されることで、同じようなことが起きるかもしれない。来年の今頃には、アイドルマスターが全世界に知られるようになると期待している。」とAmazonを通した世界配信への期待を語った。
次に原案の「アイドルマスター」のシリーズ総合プロデューサーである坂上陽三氏は、「アイドルマスターはゲームで出発し、アニメ化され、デジタルアイドルのCDの発売、声優によるコンサート開催というビジネスを展開してきた。幸い日本国内ではその斬新さで好評を博し、コンサートも多数開催、アイドルの数は200人以上、楽曲の数は300を超える。この作品をどう海外に展開すべきかを考えていたときに、このままの形で海外に展開するのではなく、もっと違う形で展開できたほうが良いのではと考えていた。ゲーム、アニメなどの世界に閉じこもるのではなく、もっと新しい展開をしたいと。そんな時にIMXの孫代表から実写ドラマの相談を受けた。アニメなどの原作をベースにした実写化の相談だったが、打合せをしている中で、実写であり、韓国ドラマなのだから、韓国の皆様により楽しんでもらえる作品にするためには、原作のまま作るのではなく、新たに韓国に向けたアイドルマスターを作るべきなのではという考えに至った。今回のドラマは実際の若者たちがオーディションを受けアイドルになっていくプロジェクトである点、そして実写のドラマを作るという点で、ドキュメンタリー的な要素とフィクションの要素の両方が存在するという点がエキサイティングなポイントだ。この挑戦を、僕としてもアイドルマスターというコンテンツとしても、ぜひ韓国の皆さんに楽しんでいただきたいと思っている」と語った。
Amazonプライム・ビデオ・コンテンツ事業本部長のジェームズ・ファレル氏は、「Amazonは2013年にオリジナルコンテンツの制作を始め、すでにアメリカでは各種賞を受賞するなど、好評を得ている。日本でも今年4月からオリジナルシリーズの提供を開始している。Amazonは、厚い利用者層のおかげで、良い作品を世に送り出すことが可能だ。オリジナル作品を選定するにあたり重要視しているのは、視聴者が喜ぶ作品であることと、他にはない特別でユニークな番組を作ること。例えば「仮面ライダー」はこれまで子供向けに作られてきたが、アマゾンの新シリーズでは大人をターゲットにしてアクションシーンを増やしている。「宇宙の仕事」もこれまでの作品とは一線を画す作品だ。「アイドルマスター.KR」は韓国ドラマとして初めて本格的なパートナーシップを結んだ作品だが、日本の素晴らしい原案に、世界的に愛されている韓国ドラマ、K-POPアイドルを融合させたパーフェクトなコンテンツだ。アイドルマスターのドラマ化が初めて発表された時には世界中のファンから非常に熱い反響があったので、Amazonとしても大変嬉しく、早くドラマ化したいという気持ちになった。アイドルマスターが2005年にゲームとして初めて世に出た時、ファン自体がプロデューサーとしてアイドルを応援するというスタイルがとても斬新だったが、このドラマ化がされる際にも、ファン参加のもとオーディションも行われるという点がユニークでクールだと思った。Amazonのサービスが提供される世界の国々の視聴者に、この作品を見てもらえることを嬉しく思っている。」と語った。
その後、2部ではいよいよドラマ「アイドルマスター.KR」の主人公となるR.G.P.(Real Girls Project)の10人が登場。オーディション、合宿トレーニング、そして当日配信が開始された「Dream」のミュージックビデオの上映の後、本人たちによる「Dream」のパフォーマンスが披露された。R.G.P.は「オーディション開始からすでに4か月が過ぎ、その間、ドラマ出演のために大変な努力を重ねてきました。ついに皆様にご挨拶できる日を迎え、とても嬉しく光栄です。ドラマの撮影から放送まで、全世界のプロデューサーの皆様が応援してくださると信じ、放映までの準備期間、最善を尽くして、アイドルマスターの中のアイドルたちのようにステージの上で輝けるアイドルになれるよう頑張ります。本格的にプロジェクトが始動しました。ぜひ応援お願いします!」とメンバー全員で挨拶。4月15日からスタートした公開募集と投票、オーディション、トレーニング合宿の結果「アイドルマスター.KR」の主人公として選ばれこの日初めて披露の場を迎えたイェウン、スジ、ユキカ、ハソ、ハナビョル、ジウォン、ソリ、ジェイン、ヨンジュ、ミントの10名のR.G.P.メンバ-の中にはCoCoSoRiなどのガールズグループのメンバーとしてすでにアイドルとして活動しているメンバーもいれば、今回初めてデビューするというメンバーも。また日本やタイ人のメンバー、海外滞在歴があり英語、日本語が堪能なメンバーも多く、国際色豊かなグループでもある。R.G.P.は、各自自己紹介、フォトタイムの後、2つ目の楽曲「One For All」のパフォーマンスでこの日を締めくくった。
「アイドルマスター.KR」は9月末から撮影を開始、来年初頭にAmazonを通じ全世界配信される予定だ。
【R.G.P.メンバー】 10名
イェウン
スジ(THE ARK)
ユキカ(モデル・声優出身日本人メンバー)
ハソ
ハナビョル(ドラマ ジウォン
ソリ(CoCoSoRi)
ジェイン(THE ARK)
ヨンジュ(THE SEEYA)
ミント(TINY-G、タイ人メンバー)
■公式サイトはこちら
http://www.idolmaster-kr.com/
■YouTubeの公式チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UChRU8nMbPp1uLRCtd6K0MBg
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
(C)IMX
10周年を迎えた人気コンテンツ「アイドルマスター」シリーズ 韓国制作オリジナル連続実写ドラマ 「アイドルマスター.KR(仮称)」 Amazon プライム・ビデオにて 2017年初頭より全世界配信決定