世界征服を夢見る有望新人が登場した。SMの新概念グループNCTの青少年連合チームNCT DREAMの出馬だ。NCT DREAMはチョンロとレンジュン、ジェミン、チソン、ジェノ、マーク、ヘチャンの10代メンバー7人で構成されたチーム。先立ってデビューしたNCT U、NCT 127とは全く違う雰囲気で、また別の歩みを予告している。
NCT DREAMのデビュー曲「Chewing Gum」は生き生きして愛らしかった。青少年連合チームというアイデンティティに合うように、NCT 127の「Fire Truck」の強烈な雰囲気とは正反対の魅力をステージの上で繰り広げた。そして実際に会ったDREAMのメンバーは、やはり素直で愛らしい弟のような純粋な魅力が伝わってきた。
今月25日、ケーブルチャネルMnet「M COUNTDOWN」を通じてデビューステージを飾ったNCT DREAMだ。デビューステージ前の彼らとあらかじめ会って、所感や10年後の夢までいろいろな話を聞いてみた。「所属事務所にとても感謝しています。とても幸運です」という話から始まった。
初めてのインタビューに緊張した素振りだったが、すでにNCTで活動した経験があるマークとヘチャンが自然にメンバーをリードした。兄たちがリードしながら弟メンバーも少しずつ考えを話し始めた。まずジェノは事前録画でデビューステージを終えたことに対し、「初めて経験するのですべてが珍しく、うれしくてどきどきしました」と所感を伝えた。
ジェノがNCT DREAMで初めてデビューするメンバーなら、ヘチャンはNCT 127から、マークはNCT UとNCT 127、そしてDREAMまで全部活動してきたメンバーだ。2人の所感も格別だった。ヘチャンは「『Fire Truck』という曲はあまりにも強い曲なので強くみせなければという思いが強かったが、DREAMは弟たちと一緒なので可愛くしなければならないと思いました。雰囲気がとても違いますが、私が明るい性格なのでよく合うと思いました」と話した。
今年だけで3回目のデビューステージを持つマークは、ファンたちの間で“プロのデビューラー”というニックネームまでできたほどだ。今までNCTのすべての活動に参加したことに対して「運が良かったみたいです」と話した。マークは「デビューが初めてじゃないけど『Chewing Gum』のステージは初めてなのでドキドキするのは全く同じです。以前は末っ子でしたが、今回は弟もできてお兄さんの立場になったので、責任感を感じます」としてメンバーに対する愛情を表した。
マークは"プロのデビューラー”という話に笑ったりもした。彼は「マネジャーのお兄さんに聞いたことはあります」として、「不思議なことにデビューが3回目ですが、プロのデビューラーという言葉は合いません。毎回新しいことをするので、初めてするのと同じです。周りで『大変じゃないのか』と心配してくださいますが、個人的には機会をたくさん頂いて光栄です。チームが無限でいろいろなことをするという特徴があるので、その時その時でみんな違って、そのたびに学ぶことがありうれいしいです」と所感を明らかにした。
SMエンターテインメントという垣根の中で、東方神起、少女時代、SUPER JUNIOR、SHINee、EXOなどそうそうたる先輩たちが所属しているSMでデビューするというのもまた格別で、さらに熱心に頑張らなきゃというのがNCT DREAMの覚悟だ。この日のインタビューが行われている途中にも、SHINeeのキーやEXOのレイなどが弟たちを応援するために控室を訪ねるなど、先輩が後輩を思いやる風景も引き立って見えた。先輩後輩や同僚に「挨拶をしなさい」という助言を受けたりもした。
マークは「確かにSMに練習生として入った時からデビューして感じるのが、感謝しながら活動しなければならないということだ。SMがあまりにも良い事務所で、良い待遇を受けることができますが、当然だと思わないで感謝いたします」と話した。ヘチャンも「いい悪いを超えて、先輩たちがみんな頑張って伝統を作ってきたので、このようになったと思います。先輩たちが頑張って来られたので、私たちも頑張らなきゃと思いました」と覚悟を固めた。
今デビューステージを終えて、あまりにも反応が早いだけに、1位という目標に対しても尋ねた。ヘチャンは「1位になればとてもうれしいですが、まずは多くの人がおもしろく見てくださればうれしいです」と話した。また、チソンはNCTの最終目標を「世界征服」だと話しながら、「10年後に全世界の50%が私と私たちのチームの名前を知っているのが目標です」と明らかにした。
最後に「10代チームとして出てきただけに強いエネルギーと新しいパフォーマンスをお見せします」というしっかりとした覚悟を明らかにしたNCT DREAM。生き生きとした情熱あふれるエネルギーだけに、いっそう多彩で活発な歩みが期待される。