カン・シンミョン警察庁長が、韓国歌手で俳優のユチョン（JYJ）の性的暴行事件について「提起された全ての疑惑に関して、短期間で徹底的に捜査する」とし、「芸能人は準公人の身分であるため、厳重に捜査し国民に結果を伝える」と明かした。

カン庁長は21日午前、ソウル市内にある警察庁舎でおこなわれた記者懇談会で、このように述べた。

ユチョン事件の捜査の方向性について、カン庁長は「単純な性暴行事件ではなく、社会的な責任がある有名人であり準公人の事件」としながら、「性暴行以外にも誣告罪を疑う部分もあり、または性売買や、”合意過程”での恐喝的行為の要素も含んだ可能性がある。包括的かつ全面的に捜査する必要がある」と語った。

警察12人を投入し、専門チームを編成するなど異例の捜査強化がとられた点については「事件が長引くことは好ましくなく、短期間のうちに正確な結果を出す必要があるとみている」とし、「多少は”異例的”に感じるかもしれないが、事件は数件にのぼるため、規模が大きく重要な点も考慮された」と説明した。

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