韓国の人気グループ「JYJ」のメンバーで俳優のパク・ユチョン(30)に対する告訴事件。同事件を調査しているソウル江南(カンナム)警察署は去る18日、“第1の女性”が証拠物として提出した下着を国立科学捜査研究所で分析した結果、精液の陽性反応があり、男性のDNAが検出されたと明らかにした。
また、19日には、現在の基礎調査が終わり次第、ユチョン(JYJ)に対する召喚調査とDNA検査をおこなうと伝えた。本人が拒否する可能性もあるが、所属事務所は警察調査に積極的に協力すると発表している。したがって、召喚と共にユチョンのDNA検査のために口腔細胞の採取が行われるとみられている。
検出済みの男性DNAとユチョンのDNAが一致しない場合、少なくとも“第1の女性”の告訴は誣告(虚偽告訴)と判断される可能性が高い。ユチョンの大逆転勝利になる訳だ。
DNAが一致した場合は、少し問題は複雑になる。現在、事件の争点は「性関係」ではなく「強制性」にあるため、DNAの一致だけでは性的暴行の立証にはならない。訴訟の取り下げの際に“第1の女性”が主張しているような「強制的ではない性関係」があっただけならば、法律に触ることはない。
しかし、その性関係を目的とした金銭のやり取りがあったならば、売春を禁止する韓国の法律で両者が処罰されることとなる。なお、告訴を維持している別の3人の女性からの告訴は証拠物が添付されていない状態だ。今後も証拠物が提出されない可能性もある。女性らが主張する事件の時期も6か月前から2年前で、決定的な証拠や証人が現れない場合、ユチョンの無実となる可能性が高い。
警察は、3人の女性を調べて事件当時の状況を把握している。当分の間、参考人調査を継続するとみられている。
一方、ユチョンの所属事務所は近々、“第1の女性”または女性4人らを虚偽告訴や恐喝の疑いで告訴する予定だ。
WOW!korea提供