4月17日(土曜日)東京文京区にある文京シビックホールにて日韓国交正常化45周年を記念してされた。 毎年4月に開催されている「日韓友情フェスタ」も今年で3回目となり、韓国歴史ドラマ『善徳女王』で大ブレイクした俳優キム・ナムギルの特別出演で話題を呼んでいる。
チャリティーに関心が高く、貧困地域のボランティア活動を積極的に行っているキム・ナムギルだからこそ、入隊前であり不可能といわれた奇跡の公式初来日が実現した。
他には日本で活躍している歌手 POSITIONも出演、人気室内管弦楽団として活躍中のオーケストラ<バラダン>がこのイベントの背景を飾った。
イベント開始前に「アンニョン!韓国語講座ミニレッスン」というコーナーで『善徳女王』のセリフの中からワンフレーズを全員で習いキム・ナムギルに愛を伝えるサプライズも計画、 続いて舞台中央のスクリーンには日韓の文化交流の紹介映像や、チャリティーの模様も上映された。 『善徳女王』の映像がスクリーンにながれメインテーマ、「アラロ」が<バラダン>によって演奏されイベントが開演した。
「歴史物語」と題した韓流歴史ドラマのテ-マ曲「朱蒙」「ファンジニ」「王と私」「太王四神記」「イサン」「チャングムの誓い」を特別編集した素晴らしい演奏に涙あふれたシーン、 心に残るシーンが再び思い出され、会場は大きな感動に包まれた。
歌のスペシャルゲストとして歌手 POSITIONが黒いスーツにサングラスで『Blue Day』を歌いながら登場し、「ソヨンド」のOSTから『ヘミル』、尾崎豊の『I Iove You』を会場と一緒に歌い ミニライブでイベントを盛りあげた。
会場が暗くなり、スクリーンにキム・ナムギルの紹介映像が映し出されると、場内からは悲鳴に似た歓声が上がり、黒のジャケット、黒いパンツ白のスニーカーでキム・ナムギルが登場した瞬間、待ちわびたファンの熱気で会場の温度が上がった。
「こんにちわ キム・ナムギルです」。と挨拶し「韓国でファンミーテイングをやってるみたいです。みなさんに会えて嬉しいです」と今の熱い思いを語った。
ここで先ほど練習した韓国語のセリフを会場のファンが披露し、「サランヘヨ~(愛してる)」と両手でハートマークを表しキム・ナムギルへ愛を伝えた。
司会者から昨日は眠れましたか?の質問に 「いつも仕事で来てすぐ帰るのでみなさんに会う機会がなかったです。 今も緊張していますが本当に嬉しいです」と答え、会場に自身のサイトから参加した韓国のファンを見つけると嬉しそうな表情も見せた。
少しリラックスしたところで質問コーナーに突入!
Qピダム役で色々な表情を見せて絶大な人気を誇るキム・ナムギルさんがドラマ『善徳女王』にオファーされた時の気持ちは?
「高い評価をしていただき本当にありがとうございす。時代劇ははじめてで、ピダム役は時代劇というより、現代劇的なものなので最初は拒否反応がでるのではないかと心配しました。 ピダムは時代劇の中で現代的な役だったので表現することは容易でした。」 途中スクリーンに映る自身の映像を「本当によくみえないですね」と見上げるお茶目な表情にナムギルオーラーが漂いしっかりファンの心をつかんだようだ。
撮影中のエピソードは?
「62話と、とても長いドラマで色々な場面がありました。その中で3つ選ぶとしたら①師匠ムンノの死 ②ミシルの死 ③ピダムの死 です。他の時代に生まれていたらもっと違う人生で 悲劇にはならなかったと思う。」と話し、ここでもまたネタバレ(笑)をしてしまう自由奔放なピダムのような一面を見せ笑を誘った。
Q 撮影の原動力としては?
「食べていかないといけないから」と「韓国はハングリー精神が有名ですから」とジョークで答え会場を沸かし、「共演者とは5,6ヶ月一緒に生活して家族のように過ごし、 時には車の中で雑魚寝した事もあった」と共演者と仲の良さを物語るエピソードも披露した。
Q自身にとってピダム役はどんな存在 ?
「ピダムの撮影は自分の全てを注がないといけない役でした。演技しながらピダムとう魅力あるキャラクターを演じられる俳優がいったいどれだけいるかと考えた時、『自分は恵まれていて、いい演技ができる』と思わせる魅力的なキャラクターです」と熱く語った。
続いて、会場内にいる『善徳女王』の生みの親でもあるイ先生を「この方がいなかったらピダム役は生まれなかったという存在」と感謝を込めて紹介する一幕も。
ここで司会者からサプライズ企画としてキム・ナムギルにダンスを披露してくれるように促し、第1回に参加した俳優チェ・スジョンが見せた華麗なダンスを映像で紹介し、先輩が挑戦したのならと ナムギル自身も照れながらタップダンス?を披露し会場のファンを喜ばせた。
一旦舞台を後にしたキム・ナムギルはカジュアルなスタイルからスーツを身にまとい登場。<愛してはだめですか?>をピダムの映像と共に甘く切なく歌い上げ会場からは大きな拍手が起こり 、歌手としての実力も発揮した。
キム・ナムギルはこの曲<愛してはだめですか?>でオンラインダウンロードサービスチャート1位を連続獲得中だという。
また韓国でベストジーニストに選ばれ、映画人のアンケートでは期待の次世代NO.1俳優 1位に選ばれるなど各界も注目されている。 イベントはチャリティー基金贈呈や応援寄せ書き贈呈と和やかな雰囲気の中終了した。
キム・ナムギルは韓国の小児麻痺の子供たちの支援活動がきっかけでチャリティーに参加するようになり、今年、地震で被災したインドネシア・スマトラ島を訪問するなどチャリティーに積極的に参加し、
知人や自身のサイトにも呼びかけて善意の輪を広げている。
今回のイベント「日韓友情フェスタ」でも「アジア貧困地域子供教育支援」「GoodFriend!SaveTheChild~(GFSC)ワンコイン運動」などに賛同し応援している。
18日には児童福祉施設を訪問し子供達と交流して親睦を図る予定で、日韓と縁が深い高麗神社を訪問し参拝する予定だ。