俳優チソン、CNBLUEミンヒョクら主演のドラマ「タンタラ」をヒーリングドラマだという理由!

201605261750777430_5746bb4ec7403

視聴率だけで評価されるのは大変残念な「ヒーリング」ドラマがまたひとつ誕生した。俳優チソン、Girl‘s Dayヘリ、CNBLUEミンヒョク主演のSBS水木ドラマ「タンタラ」がその主人公だ。刺激的な素材ひとつなく夢に向かってゆっくりと、そして力強く走って行く人々のストーリーが、視聴者の心まで慰めてくれる。視聴者は、こんな「タンタラ」を「ヒーリングドラマ」と呼んで熱烈に応援している。

「タンタラ」は、崖っぷちで出会ったマネージャーのソクホ(チソン)と新米バンド「タンタラ」の成功ストーリーのプロジェクトを描くドラマで、「人気俳優」チソンとGirl‘s Dayヘリのキャスティングで製作段階から大きな話題を集めた。そこにCNBLUEミンヒョクが、「タンタラ」バンドのボーカルであるチョ・ハヌル役で合流して強固なラインナップを形成した。
ストーリーは単純だ。それぞれ痛みを持った人物が集まってバンドを結成し、大型プロダクションの横暴を乗り越えて結局に成功するという内容が主となっている。ストーリーを展開していく方法も特に難しくはない。主人公は知恵を働かせたり物質的な何かを動員するのではなく、ただお互いに対する信頼と愛情だけで世の中を変えて行く。

シン・ソクホは、信じた人々に裏切られて自身が置かれた状況を直視せざるをえなくなり、再び初心に帰った。自身が横暴を働いた人々に逆に頭を下げてひざまずくことで、人間として暮すことがどれほど重要なのかを悟った。またセクハラの濡れ衣を着せられたチョ・ハヌルが、苦痛の中で一日一日をすごす様子を通して捻じ曲げられた真実と魔女狩り的な非難がどれほど恐ろしいことなのかを知らせた。

カイル(コンミョン)、ナ・ヨンス(イ・テソン)、ソ・ジェフン(TEENTOP L.Joe)も、それぞれの事情を抱えているが、むしろこれが「タンタラ」バンドがいっそう仲良くなる理由になった。特に5歳の息子がいるシングルパパのヨンスは、ファンミーティング中にこの事実を告白したが、なんのくもりもなく清くて純粋で善良なヨンスの告白は胸を痛めるような感動を与えた。
ハヌルもファンミーティングでセクハラの濡れ衣のために辛かった心境を打ち明けて涙を流し、こんなハヌルを抱き占めるメンバーとファンの様子はドラマ全般にただよう暖かい雰囲気に相通ずる部分で、いっそう大きな意味を与えた。大変な状況でも最後まで「タンタラ」のメンバーの手を放さないソクホと人間ビタミンのようなクリン(ヘリ)、物心両面で手助けをしてくれる頼もしい友達ミンジュ(チェ・ジョンアン)など、マンゴーエンターテイメントの家族は皆魅力的なキャラクターだと評価を受けている。

そして、音楽ドラマらしくドラマのOSTは視聴者がドラマに入り込むことができるように最大限に雰囲気を引き上げ、目の保養にもなる美しい映像も一品だ。特にソクホとクリン、ハヌルとクリンのラブラインが描かれる時は、視聴者のときめきも上昇するという反応が相次いでいる。

2016.05.28