2010年冬、歌謡界はだれもがひとりぼっちになった。イケメンビジュアルバンドが、「ひとりぼっち」を歌いながら登場したからだ。ジョン・ヨンファ、イ・ジョンヒョン、カン・ミンヒョク、イ・ジョンシンで構成されたCNBLUEは、いつのまにかデビュー7年目の中堅バンドになった。「アイドルバンド」だというタイトル顔負けに成長した。
しかし、相変らず満足できないCNBLUEだ。デビューと同時に「ひとりぼっち」でとんでもない愛を受けたぶん、これを飛び越えることも彼らの責任だという理由からだ。それで、去年の2ndアルバム以降7ヶ月ぶりに6thミニアルバム6集「Blueming」を持って帰って来た。春の香りを漂わせていっそう甘くなったCNBLUEに会った。
◆ 「ずうずうしく告白して見てはどうですか?」
CNBLUEの今回の新曲は、「こんなに綺麗だったのか(YOU'RE SO FINE)」だ。今までバンド音楽、別れの歌を主に歌ってきたCNBLUEだったが、今回度は春の季節に似合うように甘くて親しみ深く変身した。「ちょっと恥ずかしけど、信じがたい言葉を一度言ってみよう。『こんなに綺麗だったのか』という歌詞がちょっと気恥ずかしくなる程度だ。
「実は去年、『シンデレラ』を作るとき作っておいた曲です。計画的に春をターゲットにしたのではないのに季節とぴったりあって幸いです。この音源が公開された後、批判されることもあると心配しましたが、今まで発表した音楽の中で一番明るいと評価してもらってとてもうれしいです。」
◆ 「デビュー以来、少しずつダウンしているという圧迫感」
タイトル曲以外に、一番目立つのは「YOUNG FOREVER」だ。この曲もヨンファが作った曲で、メンバーもミンヒョクがタイトル曲に強く押した曲だ。「僕も大人だという錯覚の中に、We'll stay young forever」などの歌詞が、なんだかCNBLUE本人のことのようだ。
「デビューした時、ぱっと浮上して少しずつ下がっている感じでですが、そのときの気分を知っているのでずっと『もっと良い曲を、もっとうまくやらなければならない』などの強迫観念があったようです。それを若いときに話せば共感してもらえないようで20代後半の今、少し余裕ができて歌詞に書くようになりました。メンバーが皆共感しています。」
◆ 「『ひとりぼっち』を越えて一段階ジャンプしたい」
CNBLUEは、2010年のデビューと同時に「ひとりぼっち」で各種の音楽放送での1位を総なめして大当たりした。その年の年末の授賞式の新人賞はCNBLUEのものだった。この味が分かるのでCNBLUEはもっと自身をむち打っている。もちろん音楽ファンを満足させなければならないという責任感からだ。
「中堅アイドルグループとして悩みが多い。もう一段階ジャンプしなければならないという思いが大きいです。僕らは『ひとりぼっち』を越えなければならない。その時を思い浮かべながら自らも満足できる良い歌で大きな愛を受けたいです。まだ、僕たちをよくご存知でない方々は、『ひとりぼっちのお兄さん』と呼ぶんです。」(インタビュー②に続く)