2月10日に東京・品川ステラボールにて、FT Islandファンクラブ(Primadonna JAPAN
)イベント、≪FT Island Mini Live&Fan Meeting 2009 ~The One~≫が開催された。実は今日のファンミーティングにはウォンビンが FT Islandとしての最後のライブでもあった。
「写真提供」(C)AI ENTERTAINMENT,INC.2
ウォンビン脱退を惜しむ日本ファンのコメント映像が流れると、誰もがこの瞬間を待っていたかのように一瞬にして会場が静寂に包まれる。
ウォンビンが登場して、ファンのことを思って作られた楽曲だという『A Song For You』を涙をこらえながらの熱唱。
そして、『今日はPrimadonnaのみんなに会いたくて、日本に来ました。これからはもう一緒にいれません・・ごめんなさい。
メンバーたちとは長い時間をかけて、たくさん話をしてきた結論です』と今の心情を手紙で読み上げた。
涙が溢れて声にならないウォンビンに、客席からは多くの歓声とともにすすり泣く声が聞こえた。そして、韓国の曲で一番好きだという『出迎え』を歌い号泣するウォンビン。最後にメンバーも加わり、『The One 』を一緒に熱唱するが、全員涙で歌うことができず、言葉もないままに最後のステージを後にした。
とても純粋で素直な彼らの思いは不思議と心に染みて、この日訪れた多数の記者たちももらい泣きしてしまうほど感動させられるものがあった。
2年前、韓国で新人賞を総なめにして多くの注目を集めてきたFT Islandは、常に成長し続け人気を得てきた。まだ若い彼らにとっては、成長する上での音楽や方向性の違いはあってあたりまえのことだろう。
メンバーの脱退で悲しむファンは多いが、個々がより飛躍するための大きなステップになるのであれば、これは喜ばしいことかもしれない。
新メンバーが加入した今後のFT Islandの活躍とともに、ウォンビンがまた私たちの前に笑顔で帰ってきてくれることを期待したい。
(取材:中山一恵)
写真提供」(C)AI ENTERTAINMENT,INC.2