1月20日、渋谷C.C.Lemonホールにて、Clazziquaiのメンバーのひとりアレックス(ALEX)の「ALEX-My Favorite Songs in Japan」と題された日本初のソロコンサートが行われた。
黒いタイトなスーツにワインレッドのシャツ、胸にはシャツと同色のチーフという姿のアレックスが、赤いライトに照らし出されと、観客から大歓声が沸き起こった。人懐っこい微笑みで会場全体を見渡し、自らの映像を背に 「待たせてごめんなさい」を熱唱、 続いて「愛している」で観客の心を鷲づかみにした。
「こんばんは。アレックスです。ひとりでコンサートに来ました。 寒い中ようこそいらっしゃいました。これが私が知っている日本語のすべてです。」とファンに挨拶、素直な彼の人間性を現すようなさわやかな笑顔で挨拶した。
2005年韓国でヒットした「私の名前はキム・サムスン」の挿入歌「She is」をはじめ、 「気分のいい日」「Feel Like Making Sunshine」「Miss Understand」などを披露し、 「手をつなごうよ」では会場からも手拍子が沸き起こり会場内は熱気に包みこまれた。日本語で「おもしろい?」と会場に投げかけ、ファンと心を通わせながら「君はいつも」「Butterfly」を熱唱。「Waltz Lesson」では、ピンクのライトの中、椅子に腰掛け、伸びやかで甘美な歌声に誰もが聞き入った。
終盤ではグレーのセーターに黒のパンツ、黒の眼鏡と言うラフな姿でステージに再登場した。「恋人と別れて毎晩涙にくれた人たちも日々に追われて徐々に忘れていくだろう。もし、この会場にそんな悲しい思いをした人たちがいたら、この曲でその心を癒してください。」という言葉がスクリーンに映し出される中、「いつの間にか」を歌い上げた。
J-POPも披露し韓国語で尾崎豊の「I Love You」を、日本語では安全地帯の「悲しみにさようなら」を熱唱した。コンサート中、アレックスから「これから歌う曲を一緒に歌ってください。」とお願いが。
「携帯電話を出して、写真もムービーも撮って!僕もみんなを撮りたいし!」という提案に会場は大歓声につつまれた。「恋人」を歌いながら、アレックス,自身も携帯電話で会場を撮影。「今日は本当にありがとうございます。」と日本語と韓国語を交えて挨拶し、「Don't Look Back In Anger」「デイジー」の2曲を歌い上げた。
アンコールに、「Coming Home」、最後に心温まる「植木鉢」を熱唱し、暖かな雰囲気の中、「ALEX-My Favorite Songs in Japan」は幕を閉じた。
今回の「ALEX-My Favorite Songs in Japan」で披露した曲は、ソロ第1集「MyVintage Romance」におさめられいるという。今後の活動は2月からテレビ東京系にて放送予定の「おいしい大韓民国」では、MCとして出演する。これまでとはまた違うアレックスの姿が、非常に楽しみだ。