過去になかった切ないキャラクターが誕生した。俳優ソ・ガンジュンの片思いが深くなるほど女心は搖れている。
tvN月火ドラマ「チーズ・イン・ザ・トラップ」でソ・ガンジュンが演じるペク・インホは、切ない助演男優だ。昔、事故で手にけがをしてピアニストの夢をあきらめて何の目的もなしに生きていた彼は、ホンソル(キム・ゴウン)に会ってまた夢を追いかけ始めた。
ペク・インホとホンソルは、偶然と危機を一緒に克服してお互いに同質感を感じる仲だ。ホンソルもペク・インホが自分とユジョン(パク・ヘジン)との間が深くなるほど、意識的に遠ざかろうすることを知りながらも知らん顔をすることができない。
ペク・インホの心はもうユジョンのせいで確信した状況だ。彼はユジョンに「俺はホンソルが好きだ」と告白した。しかしいざホンソルの前ではその思いを隠し、ホンソルを守るためにむしろ遠ざかる方法を選んだ。
俳優ソ・ガンジュンは、ペク・インホが持った暗い現実と切ない愛に対する感情は深い眼差しに静かに盛り込まれた。キム・ゴウンとなんだかんだと親密になる過程から一歩遅れて愛を悟って苦しがる様子まで憐愍をさそう演技で好評を博している。
特にパク・ヘジンとキム・ゴウンが一緒にいるのを目撃すると苦しげに背を向ける様子や独白などは助演にも関わらず視聴者が自然に魅了されるほど印象的だ。視聴者はラブラインが確固な状況でもソ・ガンジュンの切ない感情に支持を送るほどペク・インホというキャラクターを愛している。
ソ・ガンジュンは、わずかな作品を通して知られ始めた新人だ。しかし作品の中で安定した演技への好評と期待を同時に受けた俳優だ。彼は「チーズ・イン・ザ・トラップ」で立体的なキャラクターのペク・インホを演じて代表作に会ったという言葉を聞くほどの良い評価を受けながら成長している。