人気アイドルグループBlock Bジコが、ラップだけうまいと思ったらトークも上手な「万能マン」だった。学生時代を海外で過ごしたのが信じられないほど流暢な韓国語で、キム・ジュンヒョンまで学びたいと言うほど説得力のあるトークは自然に拍手を呼んだ。
9日の午後から放送されたSBSのバラエティプログラム「同床異夢、大丈夫大丈夫」(以下「同床異夢」)では、オーストラリアから韓国に家出した息子が悩みだという母親と19歳の初歩ママの話が紹介された。
この日ジコは、自分を歓迎するMCユ・ジェソクとキム・グラに「元々TVはあまり見ませんが、『同床異夢』はほとんど見ました」と言って、なんと第1回に出演した「俳優を夢見るソンチァン」について語り、皆を驚かせた。
また、中学生時代からカナダと中国、日本を行き来しながら美術と音楽を勉強したと明らかにしたジコは、ちょうど歌手を夢見るオーストラリアの留学生ユンヒョンの登場に、オーダーメードの答えをした。彼は、「ただ単に、音楽をやりたいという理由で学校に行かないのは正しいとは言えません。しっかり学校に通いながらも音楽はできます。僕も美術を勉強しながら音楽も勉強しました。音楽のために韓国に来たというのは理解できません。違う地域に住めば、むしろ違った感性が育つとも言えます」と説明した。
理路整然としたジコの助言をきいたソ・ジャンフンは、「びっくりした。こんなに考えがしっかりしてるなんて」と言ってキム・グラに「兄さんもちょっと聞いて見たらいいですよ。大賞ももらったんだから」と責めて笑わせた。これにユ・ジェソクはこの場で、ユンヒョンの音楽的な才能を評価するためにジコとハン・ソンホFNC代表に審査を頼んだ。
ジコは、真剣に彼の音楽を聞いてから、「声がとても良いです。自分のスタイルがあるようです」と励ましながらも「どんなポジションを選択するかが大切なようです。自分に対する自信がない状態で何でもするという切迫感は、一生足かせになりえます」と、具体的な助言をした。
このようにジコは、「同床異夢」への出演を通してラップではない「言葉」で、新しい魅力をアピールして視線を捕らえた。なんと言っても彼が、自身の経験を土台に相談者に真心のこもった助言をする姿は、パネラーとして忠実であったという称賛を受けるに十分だった。
「同床異夢」は、思春期の小中高生の子供をもつ親の悩みをすっきりと回答してくれるプログラムで、毎週土曜日の午後8時45分に放送される。