2016年のスクリーンは、イケメン全盛時代が開かれた。大韓民国を代表する元祖イケメンのチョン・ウソン、カン･ドンウォン、コン・ユに続き、新イケメンのイム・シワン(ZE:A)、俳優ユ・スンホ、ド･ギョンス(EXOディオ)が、女心を魅了しに出る。心強いイケメン軍団に、2016年は休む間もない目の保養が期待される。

◇ 元祖イケメン-チョン・ウソン、カン・ドンウォン、コン・ユ
90年代青春のアイコンに急浮上して現在まで元祖イケメンの座を守っているチョン・ウソンは、ロマンスと犯罪アクションを公開する。まず、キム・ハヌルと恋人役で共演した「私を忘れないで」では、交通事故で10年間の記憶を失くした男を演じる。そして、キム・ソンス監督の新作「阿修羅」で180度違ったキャラクターを公開する。悪い男に変身するチョン・ウソンに多くの関心が集まっている。

去年、「黒い司祭たち」で、興行突風を起こしたカン･ドンウォンもふたつの作品で2016年にも牛のように働くようだ。まず、俳優ファン・ジョンミンとの出会いで1000万映画の期待作「検査外伝」では、前科9犯のイケメン詐欺師に扮する。この映画では、囚人服さえかっこよく着こなして映画に対する期待をそそっている。もう一編の映画「隠された時間」は、友達と一緒に山に行って、翌日ひとり救助された少女と数日後突然成長して現われた少年との間で展開されるエピソードを取り上げたファンタジーロマンスだ。カン・ドンウォンのロマンスだというだけでも観客を劇場に呼び集めるだろう。

2013年の「容疑者」以後3年ぶりにカムバックするコン・ユも2本の映画を準備した。ロマンス映画「男と女」と災難ブロックバスター「釜山行き」だ。「男と女」は、雪に覆われたフィンランドで出会って熱い愛に陥った男女の話だ。「釜山行き」は、ウイルスが大韓民国を覆うという災難状況の中で、ソウル駅を出発した釜山行きのKTXの中で生き残るために死闘をする人々の話だ。相反した雰囲気の映画で豊富な魅力を誇るコン・ユの2016年に期待が集められる。

◇ 新イケメン-イム・シワン、ユ・スンホ、ド･ギョンス
シワンは、イ･ハン監督の新作「兄思い」で初主演にチャレンジする。「兄思い」は、朝鮮戦争当時に実存した子供合唱団をモチーフに、すべてを失った戦地のど真ん中で始まった小さな歌の偉大な奇蹟を描いたヒューマンドラマだ。短く刈った髪と泥まみれになっても生き残った花のようなビジュアルが特に視線を捕らえた。そして、大規模な詐欺を描いた犯罪アクション「ワンライン(仮題)」の封切りも予定されている。tvNドラマ「ミセン(未生)」で、ちょっとだけ見せたアクションを今度の映画ではまともに公開することと見られる。

除隊後、男になって帰って来たユ・スンホは、先月30日に封切りしたファンタジーメロ「朝鮮魔術師」を公開した。女優Araとのいきいきしたロマンスを公開した彼は、続いて時代劇のコメディー「キム・ソンダル」で笑いを伝える予定だ。「キム・ソンダル」は、主人がいないなら川の水も売ってしまうという伝説の詐欺師「キム・ソンダル」のキャラクターをモチーフにした。チョ・ゼヒョン、コ・チャンソク、ラ・ミランなどのベテラン演技者とEXOシウミンのスクリーンデビューなど多くの話題を集めている。

映画「明日へ」、ドラマ「大丈夫、愛だ」と「君を憶えてる」で演技力を認められたド･ギョンスも、初主演作「純情」の封切りを控えている。「純情」は、ラジオの生放送でDJに到着した23年前から来た手紙を通して、現在と過去を行き来する切ない初恋と５人の友達の友情を綴った感性ドラマだ。ド･ギョンスは、キム・ソヒョンとロマンスで90年代の切ない初恋を伝える予定だ。また、チョ・ジョンソクと兄弟役で注目を集めた「兄貴(仮題)」も初公開する。「兄貴」は、厚かましい詐欺師の兄が、家出をして15年ぶりに有望な柔道選手になった弟の前に不意に現われて、望まない同居をしながら起るエピソードを盛り込んだ感動ドラマだ。演技ドルを越えて真の俳優として浮上した彼の挑戦が期待されるところだ。