
※あらすじ・ネタバレになる内容が含まれています。
tvNドラマ「フォーハンズ ~2人のソナタ~」10話では、カン・ビオ(ソン・ガン)とチェ・ジョンヨ(イ・ジュニョン「UKISS」ジュン)の関係が決定的な破局を迎える中、ジョンヨの冷たい復讐によって追い詰められたビオに、ピアニストとして新たな転機が訪れる様子が描かれた。
ビオはついに、ジョンヨが記憶を失っていなかったことに気づく。ジョンヨを捕まえて問い詰めると、追及を受けたジョンヨは、記憶喪失がうそだったことを認めた。
ジョンヨは、ビオが自分を再び殺そうとする可能性に備え、記憶を失ったふりをしていたのだと告白する。9年前の事件の真相を1人で追っていた過程でビオの痕跡を発見し、彼が事件に関与していると判断していたのだった。
ジョンヨの誤解を知ったビオは、母カン・ジヘ(ユン・セア)がしたことだと弁明することもできた。しかし、ビオはそうせず、すべて自分がやったことだと認め、「今からでも罪の代償を払う」と告げる。思いもよらないビオの反応に、ジョンヨはむなしさを募らせた。
怒りが頂点に達したジョンヨは、「裁きも俺の手で下す」と宣言。簡単に終わらせるつもりはないとし、自分がこれから見せる“地獄”を期待するようビオに冷たい警告を残した。
こうしてジョンヨの本格的な復讐が始まった。対するビオは抵抗することなく、そのすべてを黙って受け入れていく。憎しみをぶつけるジョンヨと、それを自らへの罰のように受け止めるビオの姿は、かつて親しかった2人の関係をより切ないものにしていった。
ジョンヨが作曲した曲の初演を任されたビオは、自分に不利な条件が盛り込まれた契約書にも黙ってサインする。個人練習でも、ジョンヨが納得するまで同じ箇所を何度も繰り返し演奏しなければならなかった。
特にジョンヨは、銃口を向ける誘拐犯から必死に逃げなければならなかった9年前の恐怖をカデンツァに込めたと明かす。しかし、ビオの演奏からは当時の恐怖がまったく感じられないと鋭く指摘した。
さらにジョンヨは、手を痛めることを心配している暇があるなら、まず作曲家の心情を表現するべきだと容赦なく追い込む。ジョンヨの厳しい言葉は、9年前の事件をめぐるビオの罪悪感を刺激すると同時に、何としてでもこの曲を弾き切らなければならないという焦りを膨らませていった。
しかし、音源発売に向けたレコーディング当日になっても、ビオの演奏はジョンヨが求める水準には届かなかった。
ジョンヨは何度も演奏を中断させ、ビオを追い詰めていく。オーケストラの団員たちが見守る前で激しく叱責されたビオは、追い立てられるように鍵盤をたたいた。
ところが、極限まで追い込まれたビオの指に異変が起きる。思うように指が動かなくなり、演奏を続けることさえ難しくなってしまったのだ。そんなビオに対し、ジョンヨはついに解雇を通告した。
どれだけ努力してもジョンヨが求める水準に届かない状況に、ビオの抑えていた感情も爆発する。ビオはジョンヨに怒りをぶつけるが、返ってきたのはプライドを傷つける冷たい言葉だった。
ジョンヨは、自分がこれほど冷酷な態度を取ることを予想していなかったのかと冷笑する一方、ビオが限界を乗り越えることを期待していたからこそ、失望も大きかったと告げる。
復讐のためだけにビオを苦しめているように見えたジョンヨ。しかし、その言葉からは、ピアニストとしてのビオに対する期待も残っていたことがうかがえた。その事実は、かろうじて耐えていたビオの心をさらに揺さぶった。
見えない壁にぶつかり、ついに立ち止まってしまったビオ。そんな彼に再び立ち上がるための方向を示したのは、意外にもこれまでビオの才能を認めてこなかった祖父であり、指揮者でもあるカン・スンウン(チョン・ジニョン)だった。
ビオは「たとえ1日しか生きられなくても鍵盤の前に座っていたい」と語り、ピアノを弾いている時が最も幸せなのだと本心を打ち明ける。
そんな孫の言葉を聞いたスンウンは、決められた枠から抜け出し、その思いと人生そのものを音楽に込めるよう助言した。
これまでビオの才能を認めようとしなかった祖父から初めて示された道。その言葉から突破口を見いだしたビオは、自分を切り捨てたジョンヨのもとを再び訪ねる。
そして、もう1度だけチャンスが欲しいと頼んだ。
さらにビオは、ジョンヨが作った曲には自分に対する憎しみが込められているからこそ、「それを最もよく表現できるのは自分しかいない」と自信を見せる。ジョンヨの復讐によって一度は限界まで追い詰められながらも、再びピアノに向き合う覚悟を固めたビオの変化を予感させた。
一方、ビオとジョンヨの師匠ト・ヒョンス(キム・ジュホン)も、2人を取り巻く9年前の事件の真相へと近づいていた。
ヒョンスはこれまで、ビオとジョンヨを良きライバルとして見守りながら、2人の成長を支えてきた。また、自身の師匠であるスンウンを尊敬し、彼に従う弟子として師弟関係の中で自らの役割を果たしてきた。
しかし、ビオとジョンヨをめぐる過去が1つずつ明らかになるにつれ、ヒョンスにも動揺が広がっていく。
特にヒョンスは、かつて恋人だったジヘの行動を疑い始める。それによって、ビオとジョンヨが巻き込まれた事件の内情にも徐々に近づいていった。
対立を深めるビオとジョンヨを見守る一方で、2人を取り巻く真実を確かめていくヒョンス。穏やかな師匠として弟子たちを見守ってきた彼も、予想もしなかった事実と向き合うことになった。
ビオとジョンヨの関係が破局へと突き進み、ジヘをめぐる過去まで水面上に浮かび上がった中、ヒョンスが今後2人の弟子の間でどのような役割を果たすのかも注目される。
ジョンヨによる冷たい復讐によって一度はピアニストとしての限界に直面しながら、その苦しみを糧に一歩前へ進み始めたビオ。憎しみだけでは割り切れない感情を抱えるジョンヨとの関係が今後どのような変化を迎えるのか、関心が高まっている。
「フォーハンズ ~2人のソナタ~」10話の視聴率は、ニールセン・コリアの有料プラットフォーム全国世帯基準で7.2%(7.196%)を記録した。9話の7.2%(7.171%)から大きな変動なく7%台を維持。また、全国基準で10話連続、ケーブルおよび総合編成チャンネルの同時間帯1位を守った。
「フォーハンズ ~2人のソナタ~」は韓国で毎週土・日曜日午後9時10分から放送。日本ではNetflixで配信されている。
WOW!Korea提供






