「“台湾人は中国人”と表明すれば中国市場進出を支援」…「TWICE」ツウィの家族に接触か=台湾メディア

「TWICE」のメンバー、ツウィが、中国市場への進出を条件に政治的立場を表明するよう求められたと、台湾メディアが報じた。一方、ツウィの家族に接触したと名指しされた人物は、政治的な目的はなかったと反論している。

台湾メディア「鏡週刊(ミラー・メディア)」などは8月31日、中国の台湾政策を担当する組織がツウィを新たな取り込みの対象とし、ベテラン芸能マネジャーの趙少威(チャオ・シャオウェイ)氏を通じて、ツウィの家族に接触したと報じた。

「鏡週刊」によると、ツウィが「一つの中国」と「台湾人は中国人である」という立場を公に表明すれば、北京をはじめとする中国各地の放送グループや公演主催会社、大手芸能事務所との橋渡しを支援するとの条件が提示されたという。

「一つの中国」とは、中国と台湾は一つの国家に属し、台湾は中国の一部であるとする中国側の主張を指す。

提案には、香港や台湾の芸能人が得ることの難しい、より多くのメディア露出の機会を提供するとの内容も含まれていたと伝えられた。

ただし、これらは台湾メディアが情報提供者の話などを基に報じた内容であり、ツウィ本人やJYPエンターテインメント、中国側の関係機関が公式に認めたものではない。

趙少威氏は、双方はまだ正式な契約を結んでおらず、ツウィとJYPエンターテインメントの再契約協議が続いているため、話し合いが一時的に止まっていると説明。今回の接触は政治とは無関係だとの立場を示した。

趙少威氏は、台湾のラジオ局・中国広播公司の元会長で、政治家でもある趙少康(チャオ・シャオカン)氏の弟にあたる。

趙少康氏も、弟の事業には関与していないとした上で、ツウィ側との話し合いは、中国が台湾などで影響力の拡大を図るために行うとされる「統一戦線工作」とは無関係であり、関連する主張は誤った情報だと反論した。

趙少威氏は、台湾出身の歌手ジェイ・チョウ(周杰倫)の海外進出を支援した人物として知られている。2024年9月には台湾で「天一悦動音楽」を設立し、その資本金は一般的な芸能事務所の平均を上回る規模とされる。

ツウィとJYPエンターテインメントの現在の契約は、2026年末に終了すると伝えられている。

JYPエンターテインメントは7月14日、「『TWICE』は現在、再契約について協議している期間であり、決定事項が確定し次第、お知らせする」と明らかにした。

また、ツウィの母親は2025年11月、台湾にユーハイ・エンターテインメントを設立した。現地メディアは、同社が今後、ツウィの中華圏における活動拠点になる可能性があるとみている。

ツウィが政治的な立場の表明を求められたとされるのは、今回が初めてではない。

2015年に放送されたMBCのバラエティー番組「マイ・リトル・テレビジョン」で、ツウィが台湾(中華民国)の旗を手にした場面が問題視され、中国で台湾独立を支持しているとの批判が巻き起こった。

翌2016年1月15日、当時16歳だったツウィは動画を通じて、「中国は一つしかなく、海峡両岸は一つです」と謝罪した。

「海峡両岸」とは、台湾海峡を挟んで向かい合う中国と台湾を指す言葉だ。

 

WOW!Korea提供

2026.09.01