
ボーイズグループ「ENHYPEN」が、6人体制に再編されてから初めて新譜を発表する。ヒスンの突然の脱退で揺れたファンの心を癒やし、新たな飛躍への足掛かりを築けるか注目される。
■“罪悪”をモチーフにした「THE SIN」シリーズの新作
「ENHYPEN」は21日、8thミニアルバム『THE SIN : BLISS』を発売する。全曲の音源は同日午後1時、各種オンライン音源サイトを通じて公開された。
『THE SIN : BLISS』は、“罪悪”をモチーフにした「THE SIN」シリーズの2作目となるアルバムだ。これに先立ち、「ENHYPEN」はことし1月に発売した7thミニアルバム『THE SIN : VANISH』で、同シリーズの幕開けを告げた。
今回のアルバムでは、人間とヴァンパイアが共存する世界で、禁忌を破り、逃避を選んだ恋人たちが迎える旅の結末を描く。繰り返される脅威と葛藤の中でも、ともにいること自体が祝福なのだと気付いていく2人の感情の流れを、アルバム全体に落とし込んだ。
タイトル曲には、ブラジリアンファンクジャンルの楽曲『Bloody Paradise』を掲げた。切迫した状況とは対照的な恋人たちの内面を、“血に染まった楽園”という逆説的な表現で描いた楽曲だ。
ラテンポップスター、バッド・バニーの「グラミー賞」受賞アルバムに収録された楽曲をプロデュースしたJULiA LEWiSが楽曲制作に参加し、「Dynamic Duo」のGAEKOが作詞に力を添えた。
「ENHYPEN」は、ダイナミックで切れ味のある振り付けを通じて、ただ一人の相手だけに向けられたヴァンパイアの愛を表現する。これに先立ち、8日と9日に開催したワールドツアー『BLOOD SAGA』のプサン(釜山)公演で新曲のパフォーマンスを先行公開し、ファンから好反応を得た。
アルバムには全10曲が収録された。各トラックの物語と歌詞、サウンドが有機的につながるよう構成されたコンセプトアルバムで、4曲のナレーショントラックも含まれている。
前作に続き、俳優パク・ジョンミン、日本の俳優で声優の津田健次郎、中国の歌手ホアン・ズーホンファンらがナレーションに参加した。
「ENHYPEN」は、Mnetのアイドルサバイバル番組「I-LAND」を経て、2020年11月にデビューした。前作まで4作連続でアルバムを“ミリオンセラー”に押し上げ、トップボーイズグループとしての地位を確立した。
『THE SIN : BLISS』は、ヒスンの脱退後、「ENHYPEN」が6人体制で発表する初めてのアルバムという点でも、さらなる注目を集めている。
ヒスンはことし3月、グループを脱退した。これによる余波は大きかった。活動7年目を迎えたアイドルグループのメンバーがチームを離れ、ソロ歌手に転向するのは異例のことだ。
BELIFT LABは当時、ヒスンが自身の明確な音楽的ビジョンを持っていることを踏まえ、メンバーとの深い話し合いを経て、その方向性を尊重することにしたと説明した。ヒスンはグループ脱退後もBELIFT LABに所属し、ソロ活動を準備すると発表された。
当時、一部のファンは各報道機関に1日だけで数千通のメールを送り、「『ENHYPEN』は7人体制を維持すべきだ」と訴えた。ほかのグループの事例のように、グループに所属したままでもソロ活動を並行できる点を強調し、ヒスンに脱退を撤回するよう求めた。
しかし、ヒスンは「ENHYPEN」と同じBELIFT LABに所属したままソロ歌手に転向し、活動名をEVAN(エヴァン)に変更。6月22日に1stデジタルシングル『RIDE OR DIE』を発売した。
EVANは9月7日午後6時、カムバック作となる1stミニアルバム『DEATH OF ME』を発表する。
脱退の余波はやや落ち着いたものの、現在も一部のファンは「ENHYPEN」の7人体制復活を求めている。
こうした中、「ENHYPEN」が今回の活動を成功させ、6人体制を安定して定着させるとともに、ファンの懸念を払拭できるかが注目される。さらに、同時期に出撃する「Stray Kids」「BIGBANG」「NCT 127」など、トップボーイズグループとのアルバム・音源成績を巡る競争にも関心が集まっている。
「ENHYPEN」は前日に行われたカムバック記者懇談会で、今回の新譜について「キャリアを通じて最も満足しているアルバム」と紹介し、「最も輝くアルバムになると確信している」と自信を示した。
WOW!Korea提供








