【K-POP NOW+】「BLACKPINK」、10周年イベントはわずか40人…JISOOがファンに謝罪、“特別待遇疑惑”も



華やかな祝福一色になるはずだったデビュー10周年。しかし、世界を舞台に活躍してきた「BLACKPINK」の大きな節目には、思わぬ“物足りなさ”も残った。

JISOO、JENNIE、ROSÉ、LISAの4人がそろってファンの前に立った一方、10周年当日に用意されたファンイベントに参加できたのは40人。開催の告知もわずか2日前だった。さらに、告知時点では4人全員が参加するかどうかも確定しておらず、ファンの間からは不満の声が相次いだ。

JISOOが自らファンに謝罪し、イベント終了後には会場となった国立中央博物館の施設利用をめぐる“特別待遇疑惑”まで浮上。韓国の文化体育観光部には監査を求める陳情も提出された。

2016年8月8日のデビューから10年。世界的ガールズグループへと成長した「BLACKPINK」の記念すべき10周年をめぐって、なぜファンから残念がる声が上がることになったのだろうか。

■告知は2日前、招待されたファンは40人

「BLACKPINK」はデビュー10周年当日の8日、ソウル・ヨンサン(龍山)区の国立中央博物館で、ファンと交流する「Meet & Greet」を開催した。

“ミニファンミーティング”形式で行われた同イベントには、ファンプラットフォーム「Weverse」の有料会員のうち、応募者から選ばれた40人が参加した。

当初、一部メンバーは海外スケジュールのため参加できない可能性も取り沙汰されていた。しかし最終的にはJISOO、JENNIE、ROSÉ、LISAの4人全員が参加。同日には「Weverse」でライブ配信も行い、世界中のファンと交流する時間も設けられた。

2016年8月8日にデビューした「BLACKPINK」は、「WHISTLE」「BOOMBAYAH」「PLAYING WITH FIRE」「DDU-DU DDU-DU」「Kill This Love」「How You Like That」など数々のヒット曲を生み出し、K-POPを代表するガールズグループへと成長した。

世界の主要音楽チャートで成果を上げ、大規模なワールドツアーを展開するなど、グローバル市場でも大きな影響力を示してきた。公式YouTubeチャンネルの登録者数は1億人を超えている。

それだけに、ファンの間では世界的アーティストへと成長した「BLACKPINK」のデビュー10周年を祝う大規模なイベントへの期待が高まっていた。

ところが、デビュー記念日が目前に迫っても目立った発表がないまま、イベント開催が告知されたのは2日前の6日。参加できるファンも40人に限られた。

さらに、告知された時点では4人全員がそろうかどうかも確定していなかった。

参加できない可能性があるメンバーをめぐってファンの間でさまざまな臆測が広がり、ROSÉは所属事務所THE BLACK LABELを通じて「かなり前からスケジュールを確保していた」と説明することになった。

最終的に4人全員の参加とイベント会場が明らかになったのは、開催前日の7日だった。

結果として4人全員が10周年当日に集まったものの、開催直前までイベントの全容が見えなかったことから、準備が十分ではなかったのではないかとの批判や、“ファン冷遇”ではないかとの声が上がった。

問題となったのは、単に「40人」という参加人数だけではない。

10周年という節目を4人とどのように祝えるのか。その情報が直前まで十分に明らかにならなかった。こうした経緯から、ファンの間では不満の声が相次いだ。

■4年4か月ぶりの完全体アルバム、それでも高まっていた期待

現在の「BLACKPINK」は、グループ活動と個人活動を分けて展開する、いわゆる“別々に、また一緒に”という形で活動を続けている。

4人は2023年12月、デビュー時から所属していたYG ENTERTAINMENTとグループ活動についてのみ再契約。その後、個人活動はそれぞれの所属事務所を通じて展開してきた。

もちろん、ことし完全体での活動がなかったわけではない。

「BLACKPINK」は1月、香港でワールドツアー「DEADLINE」の最終公演を開催。その1か月後となる2月には、「GO」をタイトル曲とした新たなミニアルバムをリリースした。

実に4年4か月ぶりとなる完全体でのアルバムだった。

しかし、アルバムを発売しても、音楽番組への出演をはじめとする別途のプロモーション活動は行わなかった。

デビュー10周年という象徴的な年だけに、4人がそろうさまざまなステージや公演、ファンイベントが続くことを望む声は高まっていた。そんな状況で10周年当日のファンイベントまで小規模な形となったことで、ファンの不満が一気に表面化した。

JISOOもライブ配信で、こうしたファンの気持ちについて自ら口を開いた。

JISOOは「本当はとても多くの方と会いたかったし、10周年が大切な日だということも分かっていましたが、コミュニケーションに問題があったようです」と説明。

さらに、残念な思いを抱いたファンに対し、「申し訳ないと言いたい」と謝罪した。

10周年を大切に思っていたのはファンだけではない。JISOOの言葉からも、メンバー自身が多くのファンと節目を共有したいと考えていたことがうかがえる。

■イベント後には国立中央博物館の“特別待遇疑惑”も

さらに、イベントをめぐる議論は、ファンミーティングの規模や告知方法だけでは終わらなかった。

イベント終了後、オンライン上では、当日に国立中央博物館の一部スペースの利用が制限されたほか、既存のワークショップの日程が変更されるなど、一般の来館者が不便を強いられたとの主張が出た。

これを受け、国立中央博物館の施設利用をめぐり、「BLACKPINK」のイベントに特別な便宜が図られたのではないかという“特別待遇疑惑”にまで議論が広がった。

「BLACKPINK」はことし2月、新アルバム発売時にも国立中央博物館とのコラボレーションプロジェクトを行っている。

こうした中、韓国の文化体育観光部には、今回のイベントにおける施設使用の承認や一般客の観覧制限、既存プログラムの日程変更などが適切だったのかを確認してほしいとして、監査を求める陳情が提出された。

文化体育観光部の関係者は10日、韓国メディア「イーデイリー」に対し、「実際に監査に着手するかどうかは、関連資料などを確認した後、検討して決定する」と明らかにした。

現時点で監査の実施が決まったわけではない。また、YG ENTERTAINMENTもこの問題について別途コメントを発表していない。

したがって、現段階で「BLACKPINK」のイベントに実際に特別な便宜が図られたと断定することはできない。ただ、10周年を祝うために用意されたイベントが、終了後には公共施設の利用方法をめぐる議論にまで発展した形だ。

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2026.08.10