【K-POP NOW+】韓国4大芸能事務所が史上初タッグ…「FANOMENON」は韓国版グラミー賞になれるのか

韓国で、新たなK-POPプロジェクトが大きな注目を集めている。

JYPエンターテインメントの代表プロデューサーであり、大衆文化交流委員会共同委員長を務めるJ.Y. Park(パク・ジニョン)が先月27日、「FANOMENON(パノメノン)」構想を発表した。

K-POPコンサート、ファンダム授賞式、Kカルチャーの展示・体験イベントを融合した大型プロジェクトで、韓国政府と音楽業界が連携して実現を目指す国家規模のイベントだ。

目指すのは、「韓国版グラミー賞」と「韓国版コーチェラ」。

2027年12月にソウルアリーナとKINTEXで初開催される予定で、HYBE、SMエンターテインメント、JYPエンターテインメント、YGエンターテインメントという韓国を代表する4大芸能事務所が共同で運営に携わる。

K-POPが世界的な音楽ジャンルへと成長した今、この構想は大きな期待を集める一方で、実現に向けた課題も指摘されている。

■4大事務所がタッグを組む意義

これまでK-POP業界は、それぞれの事務所が独自にアーティストやライブブランド、ファンダム文化を育てながら世界市場を切り開いてきた。

だからこそ、4大事務所が一つのイベントのために協力するという試みは極めて異例だ。

政府は約52万人の来場者、そのうち約20万人の海外観光客を見込んでおり、経済効果は約1兆ウォンと試算している。

K-POPが韓国を代表するコンテンツ産業へと成長したことを象徴するプロジェクトと言えるだろう。

■「韓国版グラミー賞」は実現するのか

今回の構想で最も注目されているのが、ファンダムをテーマにした新たな授賞式だ。

主催側は、1年間で最も大きな情熱と影響力を見せたファンダムを選び、そのファンダムが応援するアーティストを表彰するという新しい形を打ち出した。

一方で、音楽賞として世界的な権威を目指すのであれば、評価基準や審査方法の透明性は避けて通れない課題でもある。

音楽的な評価とファンダムの熱量をどのように両立させるのか。今後の制度設計に注目が集まる。

■「韓国版コーチェラ」への期待

大型音楽フェスティバルも「FANOMENON」の大きな柱だ。

主催側は世界的フェス「コーチェラ」のようなイベントへの成長を目指しているが、専門家からは「コーチェラの価値は規模だけではなく、多様なジャンルの音楽が共存していることにある」との指摘も出ている。

もし出演者が4大事務所所属のアイドルに偏れば、「K-POP全体の祭典」ではなく、「大手事務所中心のイベント」という印象を与えかねない。

K-POPファンだけでなく、さまざまな音楽ファンを引き付けるイベントとなるためには、多様性の確保が重要なテーマとなりそうだ。

■世界が注目する新たな挑戦

K-POPは今や世界中に巨大なファンダムを持つ文化へと成長した。

その勢いを象徴するように、「FANOMENON」は韓国国内にとどまらず、2028年からはロサンゼルスを皮切りに海外開催も計画されている。

韓国版グラミー賞、韓国版コーチェラという大きな目標を掲げたこのプロジェクトが、新たな歴史を刻むイベントとなるのか。

K-POPの次なる挑戦として、その動向に世界中の注目が集まっている。

WOW!Korea提供

2026.08.04