【スターの高級住宅】「ASTRO」チャウヌが約5億円で購入した高級ヴィラ、現在は約8億3000万円に…パク・ミニョンも所有

「ASTRO」のチャウヌが2021年に49億ウォン(約5億1000万円)で購入したソウル・チョンダム(清潭)洞の高級ヴィラ「ビル・ポラリス(Ville Polaris)」の現在の売り出し価格が80億ウォン(約8億3000万円)に達し、再び注目を集めている。

ソウル・江南(カンナム)区チョンダム洞には、「ザ・ペントハウス清潭(The Penthouse Cheongdam/PH129)」「エテルノ清潭(ETERNO CHEONGDAM)」「ウォナー清潭(WONNER CHEONGDAM)」など、韓国を代表する超高級住宅が立ち並ぶ。その中でも、長年にわたり高級ヴィラ街を象徴する存在として知られているのが「ビル・ポラリス」だ。

漢江(ハンガン)と都心の景色を同時に望める眺望に加え、外部からの視線を遮る高いプライバシー性も魅力。若い富裕層から伝統的な資産家まで幅広い支持を集めている。

ソウル・江南区の高級ヴィラ専門不動産関係者は、「築年数は経っているが、管理状態が非常に良く、クラシックな雰囲気を好む人たちから今も高い人気を誇っている」と説明した。

【2009年完成、全19戸のプライベートレジデンス】

「ビル・ポラリス」は、フランス語で住宅を意味する「Ville」と、北極星を意味する「Polaris」を組み合わせた名称。高級住宅デベロッパーのビル・ポラリスが事業を手掛け、イルソン建設が施工し、2009年に完成した。

「ビル・ポラリス」は、チョンダム洞だけでなく、ソチョ(瑞草)区チャムウォン(蚕院)洞など江南エリアにも同ブランドの住宅が展開され、高級住宅ブランドとしての地位を築いている。

建物が位置するヨンドン(永東)大橋南側一帯は、1970~1980年代の江南開発以降、高級住宅街として発展した地域だ。2000年代以降には、老朽化した一戸建てや低層ヴィラを建て替える再開発が進み、その流れの中で「ビル・ポラリス」も誕生した。

現在、この一帯には「PH129」や「サンジ・リッツビル・カイルム」シリーズなどの超高級住宅が建ち並び、周辺では「ベントレー・レジデンス」など新たな高級住宅の開発も進められている。

「ビル・ポラリス」は地下3階、地上20階建てで総戸数はわずか19戸。1階にはロビーと共用スペースを配置し、2階から20階までは各フロア1戸のみという設計で、高いプライバシー性を実現している。

専有面積は166平方メートルの1タイプのみで、各戸に3台以上駐車できるスペースを備えるなど、プライベート性と快適性を兼ね備えた高級レジデンスとして知られている。

2011年には166平方メートルの住戸が43億ウォン(約4億5000万円)で取引され、当時43億8000万ウォンだった「タワーパレス2次」に次ぐ、全国で2番目に高額な住宅取引を記録し、大きな話題となった。

【チャウヌやパク・ミニョンも所有・居住】

これまで所有、または居住した著名人も多い。

「ASTRO」のチャウヌは2021年、最上階住戸を49億ウォン(約5億1000万円)で購入。購入当時は52億ウォンの根抵当権が設定されていたが、2024年7月に抹消されたことが確認されている。

女優パク・ミニョンは2013年に29億ウォン(約3億円)で1戸を購入し、現在も所有している。

このほか、人気数学講師のチョン・スンジェは2014年に保証金20億ウォン(約2億1000万円)のチョンセ(韓国独自の高額保証金賃貸)契約を結び、女子プロゴルファーのパク・インビも2020年に保証金30億ウォン(約3億1000万円)のチョンセ契約で入居した。

【資産価値を支える3つの理由】

■ 高級住宅街・清潭洞という抜群の立地

最大の魅力は、韓国屈指の高級住宅街であるチョンダム洞という立地だ。

トサン大路や永東大路、オリンピック大路など主要幹線道路へのアクセスに優れ、江南だけでなく江北エリアへの移動も容易。徒歩圏内には清潭名品通りや狎鴎亭(アックジョン)ロデオ、ギャラリア百貨店名品館、現代百貨店狎鴎亭本店があり、ショッピングや文化施設も充実している。

また、ボンウン小学校・中学校をはじめ、キョンギ高校、ヨンドン高校、チョンダム高校など伝統ある名門校も近く、教育環境の良さも評価されている。

さらに、永東大路地下複合開発事業によって広域複合乗換センターや大規模商業・文化施設の整備が予定されており、今後さらなる利便性向上が期待されている。

■ 漢江と都心を望むパノラマビュー

漢江沿いに位置するため、高層階からは漢江と江南の街並みを同時に望むことができる。

真正面から漢江を望む立地ではないものの、高層階ほど永東大橋や漢江の景観が大きく開け、希少性の高い眺望を楽しめる点が魅力となっている。

■ 1フロア1戸が生む高いプライバシー性

全19戸という希少性に加え、2階から20階までは1フロア1戸のみという設計を採用。エレベーターを降りた瞬間から専用ロビーのような空間となり、他の住民と顔を合わせる機会を最小限に抑えている。

厳重なセキュリティシステムや十分な駐車スペースも備えており、芸能人や財界関係者など、高いプライバシーを求める層から長年支持される理由となっている。

【現在の売り出し価格は80億ウォン(約8億3000万円)】

こうした希少性の高さから市場に出回る機会は少なく、2009年の完成以降の売買件数はわずか21件。直近の成約は2025年2月の53億ウォン(約5億5000万円)で、過去最高の実取引価格は2023年に記録した57億ウォン(約5億9000万円)だった。

一方、現在市場に出ている物件の売り出し価格は80億ウォン(約8億3000万円)。チョンセ価格も44億~55億ウォン(約4億6000万~5億7000万円)と、江南エリアの一般的なマンション1戸を上回る水準となっている。

月額家賃も保証金額によって異なるものの、1800万~2700万ウォン(約190万~280万円)で募集されている。

オーナーの実需率が高く、2009年以降に締結された賃貸契約は10件にも満たないという。「ビル・ポラリス」は現在も、チョンダム洞を代表する高級住宅の一つとして高い資産価値を維持し続けている。

2026.08.01