本作は、テレビドラマ『相棒』シリーズで脚本を手がける太田愛氏の原作小説『犯罪者』を実写化。警察、政治、巨大企業、そして過去が複雑に絡み合う群像劇と時系列が交錯する重層的な構造、さらには圧倒的なスケールで描かれるスペクタクルな展開から“映像化困難”と言われ続けてきた衝撃作が、『エゴイスト』で繊細な心の機微をリアリティある映像で紡ぎ国内外で高い評価を受ける松永大司監督によってついに映像化されます。
高橋一生氏、斎藤工氏、水上恒司氏という実力派俳優による豪華トリプル主演で描かれる本作。日本を代表する実力派俳優たちが、重厚な演技で魅了します。
この度、7月13日(月)に恵比寿ガーデンプレイス センター広場にて本作のブルーカーペット・プレミアが開催され、高橋一生氏、斎藤工氏、水上恒司氏、ユースケ・サンタマリア氏、青木崇高氏、MEGUMI氏、チョン・イル氏、そして松永大司監督といった豪華8名が揃って登壇。
恵比寿ガーデンプレイスのセンター広場に特別ステージが設置され、作品をイメージしたブルーカーペットに豪華キャストと監督が集結。高橋一生氏、斎藤工氏、水上恒司氏、ユースケ・サンタマリア氏、青木崇高氏、MEGUMI氏、チョン・イル氏、が順に登場し、晴れやかな表情を見せると会場からは歓声と大きな拍手が湧き起こった。
配信に先駆け、徐々に全貌が明かされていった豪華キャストの面々。スクリーンに相関図が映し出されると、改めてそれを眺めながら松永監督は「初めましてご一緒する方が多かったのですが、この人とこの人が芝居したら面白いのでは?とお声かけさせていただきました」と思い返す。また「本当にいい作品になっています!そのきっかけは俳優の力だと思うんです。『この俳優を見たい』という気持ちからこの顔ぶれになったのかなと思います」と力強くキャスト陣の魅力を語った。
6月に開催された制作発表記者会見で、主演3人が「人生を変えられた」と口々に挙げていたのは、松永監督ならではの撮影準備期間。“リアル”を追求するにあたって入念にリハーサルを行い、実際の撮影現場に入る前の過程を大切にしてきた。
大手食品メーカー・タイタスフーズの営業部長である中迫を演じたユースケ氏は「ワンシーン撮影する前に、すごく時間をかけてホン読みをするんです」と振り返る。最初はそう聞いて抵抗感があったというが、「どうすればいいかわからないシーンも理解できたり、これまでストレスに思ってきたことが全て解消されました。他の現場でもやろうと思っても、許容してくれる監督やプロデューサーはなかなかいないです。時間のない業界の仕事のなかでも松永組でしかできない、すごく贅沢ですごく必要な時間でした」と手応えを感じた様子を見せた。
松永監督と長年の友人関係にあった青木氏はテレビディレクター・小田嶋役でこれが松永組初出演。かれこれ15年の付き合いで、一緒にアメリカ西海岸旅したこともあったという。「僕は旅から感性を成長させてもらっているので、監督が一瞬の景色から得られるものや出会いが演出や作品の力に注いでいったとするなら、一部でも同行できたことを幸せに思います。とんでもない作品です」と喜びを噛み締める。
MEGUMI氏はメルトフェイス症候群全国連絡会代表の山科を演じ、「自分の“型”みたいなものを全部取ってくれとおっしゃってくださって。 その言葉によって最初はアワアワしましたが、内側にあるものをひとつひとつお米を磨くように磨いて、外側は力を抜いて……。ドキュメンタリーのように『そこにいる』という高度な要求をいただいて、大きなチャレンジの場でしたし、めちゃめちゃ緊張しました」とシーンごとに緊張と安堵の連続だったと話す。「何十年も前に立ち返るような体験をさせていただきました。俳優部、スタッフが監督の静かで暑い炎に引き寄せられて完成して、とんでもないすごい作品に大興奮しました」と熱を込めてアピール。
そしてイル氏は日本のドラマに今回初挑戦にして、謎の男・滝川を演じ切った。「今年がデビューして20周年、俳優として活動してきましたが、日本でも活動したいという思いをずっと抱いてきました。それを監督が叶えてくださいました」と喜びを露わに。撮影にあたっては「原作を3回読み返しました。監督とも本当にたくさんのお話をしてキャラクターをつくっていきました。経験したことのないようなディレクションをされる監督で、キャストやスタッフをリードしていく監督が印象的でした」と松永監督との濃密な時間を窺わせる。さらに「滝川がもつ謎を僕自身も解くために奮闘しました。素晴らしい俳優のみなさん、素晴らしい監督とご一緒できたこと光栄に感じています。決して後悔させない作品になっているのでぜひご覧ください」と語った。
松永監督はイル氏を起用したワケを聞かれると「人を殺しそうで殺さなそうな、いったりきたりできそうな雰囲気の方がいいなと思ったので。甘いマスクで人を殺すというのが、いいなと」と会場の笑いを誘い、イル氏も「喜ぶべきなのか……」と笑顔を浮かべていた。
今月17日(金)の配信に向けて完成した作品を3話まで鑑賞したというキャスト陣。高橋氏は「これまでにない日本のドラマだなと思いました。日本的で純粋な間や空気感を監督が意図的に作り出されていて、リズムが一定ではないというか。(斎藤氏、水上氏との)3人は独特なリズムになっていきますし、ノンフィクションを見ているようなフィクション性を持っています。不思議だなと感じながらまずは3話まで一気に見てしまいました」と出来上がった映像を見て語る。
斎藤氏は「研ぎ澄まされていく、足し算ではなく引き算なんです。観てくださる方に対して、とてもチャレンジングで、これまでの“わかりやすさ”に言及してきた日本のエンターテイメントの奥、元々に還っていくような。観ながら試されている感覚を皆さんと共有できたら」と話し、水上氏も「僕が関わっている相馬や鑓水とのシーンも注目していただきたいのですが、そのほかにも違う柱があって、予感もしないくらい独立した世界観が交錯していくところを楽しんでほしいです。出演者でさえ見逃しているところがあるくらい説明していない、それが監督の演出の特徴でもありますが、“説明しないといけない”という現代の流れを真逆にいっている作品です」と鑑賞者を試すほど説明を抑えて余白を大切にした本作に対して配信を心待ちにしている様子を見せた。
高橋氏も続けて、「考察だったり、物語が重層的に絡み合っていくのでもう一度見やすいのは配信の強みですよね」と配信であることの強みをアピール。「原作に最もフィットした作品」だと以前話していた青木氏は考察という面で「冒頭のところは何度も観直しました。皆さんも同じことやるんじゃないかなと」と自身で体感した仕掛けの凄さを明かした。

MEGUMI氏は「お芝居が浮かび上がる作品は初めて観ました。皆さんのセリフの出し方が近くにいるように聞こえたり、遠くにいるように聞こえたり、そこまでこだわっているので、没入している感覚になりました」と、それぞれの視点で完成した『犯罪者』の魅力を語った。
ここで監督から各者に「初めてシーンで共演したことで印象が変わったエピソード」を聞かれると、まずユースケ氏が「内野(聖陽)さんと3日間がっつりご一緒しまして。すごく重要なシーンばかりを撮ったのですが、内野さんって圧がすごいじゃないですか。監督がその圧を封印していって、あんな内野さん見られるのもこの作品だけですね」と振り返り、高橋氏と斎藤氏は揃って「恒司さん」と水上氏の名を挙げた。高橋氏は水上氏について「どこか論理的だと思います。慎重さと大胆さをバランスよく兼ね備えている方だなと。リハーサルの時から感動していました」と率直な感想を述べ、斎藤氏は「セリフのない修司の時間にエネルギーを感じていました。レイヤーが深くて、映っていないものにこそ重心を置いている力強い表現者」と絶賛。
そんな水上氏は2人との共演について「一生さんはシーンの解釈を言葉にする大切さを教えてくれて、工さんはその横でそれを黙って聞いている。対極のあり方があって。贅沢な学びの場で充実した時間でした」と受けた刺激を語った。
最後に会場では、突如「犯人者は、誰だ」という文字が映し出され、劇中で通り魔事件の犯人とされるフルフェイスのヘルメットを被った黒エナメルの男が登場。緊張感漂う場内を練り歩きながら「Prime Videoからあなたへの挑戦状」を掲げ、映像化困難とされるほど幾重にも謎が絡み合うクライムミステリーへと観客を誘い、イベントは幕を閉じた。
『犯罪者』予告映像|プライムビデオ
ストーリー
あと10日……10日生き延びれば助かる──。白昼の駅前広場で起きた通り魔事件の被害者・繁藤修司は、搬送先の病院に現れた見ず知らずの男から戦慄の宣告を受ける。フルフェイスのヘルメットを被った犯人は4人を刺殺し、修司と格闘した末に逃走、屋上で薬物中毒死を遂げたはずだった。
この事件を追う刑事・相馬亮介(高橋一生)は、警察を頑なに拒む修司の背後に、拭いきれない違和感を抱き始める。ほどなくして、修司の目前に音もなく迫る黒い影。間一髪で彼を救った相馬は、元テレビマン・鑓水七雄(斎藤工)を頼り、見えない敵へと挑む。
犯人死亡後もなぜ、修司は執拗に命を狙われるのか。そして一体何者なのか。通り魔という仮面の裏側で、蠢き出した巨大な陰謀。気がつけば3人は、この社会の深淵に口を開けた、決して触れてはならない暗部へと足を踏み入れていたー。
Prime Original新ドラマシリーズ『犯罪者』作品概要
タイトル:Prime Originalドラマ『犯罪者』
配信日:7月17日(金)より世界独占配信開始
キャスト:高橋一生、斎藤工、水上恒司 ほか
原作:太田 愛「犯罪者」(角川文庫/KADOKAWA)
監督:松永大司
脚本:櫻井武晴
音楽:川井憲次
制作:PROTX
製作著作:PROTX
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