14年ぶりのスクリーン復帰作として注目を集めたが、今回の映画公開は、キム・ジェジュンが今なお第一線で活躍し続けていることを改めて印象づけた。
歌手、俳優、そして経営者。
キム・ジェジュンは近年、その活動の幅をさらに広げている。後輩アーティストを育てるプロデューサーやメンターとしても存在感を発揮している。
日本ではデジタルシングル「OASIS」を発表し、全国ツアーを開催。韓国では映画主演に加え、芸能事務所iNKODEの共同設立者として後輩アーティストの育成にも力を注いでいる。
ガールズグループ「SAY MY NAME」、ボーイズグループ「KIVITUP」、そして7月デビューを控えるボーイズグループ「VAYONN」。さらにENAのオーディション番組「THE SCOUT:再び生まれる星」ではメンターとして参加者たちを支えている。
だが、キム・ジェジュンという人物の魅力は、その華やかな経歴だけではない。
彼はこれまで自身の人生について驚くほど率直に語ってきた。
3歳の時、娘ばかりの家庭に養子として迎えられたこと。姉が8人いる大家族の中で育ったこと。そして「東方神起」としてデビューした後、自身が養子である事実を知ったこと。
その事実は長年、家族の間でも本人には明かされなかった。
後に本人は、ミュージックビデオ撮影中にかかってきた一本の電話によって、その真実を知ったと明かしている。電話の向こうから聞こえた『ジェジュン、元気だったかい?』という言葉で、相手が誰なのか直感的に理解したという。
また、実父との複雑な関係についても隠すことなく語ってきた。
普通なら触れたくない過去かもしれない。しかしキム・ジェジュンは、自らの言葉でそれを語り続けてきた。
近年も、人生で最も苦しかった時期に占いに頼った経験や、40歳を迎えて感じる老化への悩みについて率直に打ち明けている。
『重力の力はどうしようもない』
スターらしからぬ正直な言葉に、多くの人が共感するのも無理はない。
完璧なスターというより、人間味のあるスター。
それがキム・ジェジュンという人物の大きな魅力なのだろう。
長いキャリアの中では決して順風満帆な時期ばかりではなかった。地上波出演が難しかった時期もあったが、それでも音楽をやめず、ステージを離れることもなかった。
最近のインタビューで彼はこう語っている。
『私は休むともっとつらくなるタイプなんです』
その一言は、これまで歩んできた道のりを象徴しているようにも聞こえる。
「東方神起」のメンバーとしてデビューし、「JYJ」として新たな道を切り開いたキム・ジェジュン。その後はソロアーティストとして日本と韓国を行き来しながら活動を続け、近年はキム・ジュンスとのユニット「JX」としてもファンと再会している。さらに俳優として新たな挑戦を重ねながら、後輩アーティストを育てるプロデューサー、そして未来のスターを導くメンターとしても存在感を発揮している。
14年ぶりのスクリーン復帰作となる映画「神社 悪鬼のささやき」が韓国で公開された今も、キム・ジェジュンは新たな挑戦の真っただ中にいる。
幾度もの転機や困難を乗り越えながら、自らの道を切り開いてきたキム・ジェジュン。その歩みは、一人のスターの成功物語にとどまらず、多くの人に勇気と希望を与え続けている。
40歳を迎えた今もなお、挑戦をやめることなく前へ進み続けるキム・ジェジュン。
だからこそ、多くの人が今も彼の歌に耳を傾け、彼の出演作に期待し、そして彼が描く“次の物語”を楽しみにしているのかもしれない。






