
「BTS(防弾少年団)」のワールドツアー『BTS WORLD TOUR 'ARIRANG' IN BUSAN』を前に、プサン(釜山)で観光客からの苦情が急増している。宿泊料金の高騰や予約の一方的なキャンセル、過度なキャンセル料の請求などが相次ぎ、特に外国人観光客の不満が高まっている。
10日、韓国観光公社の観光データラボによると、5月に全国で受け付けられた観光関連の苦情は計368件。このうち釜山に関する苦情は185件で、全体の50.3%を占めた。釜山1地域だけで、全国のその他地域を合わせた件数(183件)を上回る異例の水準となった。
また、5月に釜山で受け付けられた苦情件数は、2025年の年間観光関連苦情件数239件の77.4%に達した。もともと観光客からの苦情が比較的多い地域として知られていたが、今年は増加ペースが際立っている。
実際、釜山の観光関連苦情は1月の148件から2月49件、3月38件へと減少したものの、4月には48件に増加。そして5月には185件まで急増した。
内容別では宿泊施設に関する苦情が圧倒的に多かった。一般宿泊施設に関する苦情は133件で最多を記録。予約の一方的なキャンセルや高額なキャンセル料請求などが主な内容だった。ホテル関連の苦情も21件寄せられ、サービスの質や衛生面への不満、予約キャンセルなどが問題視された。
このほか、空港・航空関連の苦情は9件、タクシー関連は7件だった。タクシーについては、メーター使用の拒否、不親切な対応、危険運転などが主な苦情として挙げられた。
申告者の国籍を見ると、外国人の割合が圧倒的だった。全体の83.8%を外国人が占め、韓国人は16.2%にとどまった。大型国際イベントを控え、外国人観光客の不満が集中している状況が浮き彫りとなった。
業界では、「BTS」の釜山公演開催が発表された後、一部の宿泊施設で客室料金を大幅に引き上げたり、既存の予約を取り消した上で、より高額な料金で再販売したりするケースが増えたことが、苦情急増の背景にあるとみている。
観光業界関係者は「大規模な国際イベントは地域経済に大きな恩恵をもたらすが、宿泊や交通サービスの管理が伴わなければ都市のイメージを損なう可能性がある」と指摘。「短期的な利益を追求するよりも、観光地としての信頼を維持することが重要だ」と語った。
韓国政府と釜山市は、公演期間中の観光客被害を最小限に抑えるため、宿泊施設や運送事業者への現場点検と取り締まりを強化している。あわせて、ぼったくり料金や予約キャンセル、不公正取引行為に対する監視も拡大する方針だ。
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WOW!Korea提供







