IUへの悪質コメント投稿者、執行猶予付き懲役刑が確定…所属事務所「いかなる示談や善処もない」

歌手IU(アイユー)に対して、複数回にわたり悪質なコメントを投稿したとして起訴されたネットユーザーが、控訴審で1審より重い執行猶予付きの懲役刑を言い渡された。

31日、韓国メディア「聯合ニュース」によると、ソウル中央地裁刑事控訴部は、侮辱罪に問われたA氏に対し、懲役4か月、執行猶予1年を言い渡した。あわせて保護観察と80時間の社会奉仕も命じた。

A氏は、IUに関する悪質なコメント4件をインターネット上に投稿したとして、1審で罰金300万ウォン(約30万円)の判決を受けていた。しかし、同様の悪質コメント投稿で起訴された別の事件が控訴審で併合され、量刑が重くなった。

裁判所は「被告人は女性被害者を指して『詐欺師』『精神病』などの表現を使用した」とし、「これは侮辱に該当し、侮辱の故意も認められる」と判断した。

さらに「被害者が公的人物であったとしても、このような表現は社会通念上、許容される範囲を超えている」と指摘した。

量刑理由については「被告人は控訴審に至るまで犯行を否認し、反省しておらず、被害者から許しも得ていない」としたうえで、「同じ犯行を繰り返しており、再犯の危険性も相当ある」と説明した。

一方で、A氏が難治性てんかんを患っており感情のコントロールが難しいことや、投稿したコメントを削除した点などは、有利な情状として考慮された。

A氏が上告しなかったため、この判決はそのまま確定した。

IU側はこれまでも、悪質な投稿や虚偽事実の流布に対して強硬な法的対応を続けている。

所属事務所EDAMエンターテインメントはことし2月、昨年だけで計96人を相手に刑事告訴および民事訴訟を進めたと明かし、名誉毀損(きそん)や虚偽事実の流布などに厳しく対応する方針を示していた。

事務所によると、IUを対象にした悪質な投稿を行った人物には、罰金刑7件、罰金刑および性暴力治療プログラム履修命令1件などの処分が下されたという。

また、2023年にはIUをスパイだとする虚偽のうわさを流布した人物に対し、裁判所が罰金500万ウォン(約50万円)を言い渡した。

さらに、IUに対して虚偽の盗作疑惑を提起し、著作権法違反の疑いで告発した悪質投稿者に対しては、精神的損害賠償請求訴訟を進め、裁判所が3000万ウォン(約300万円)の賠償請求を全額認めた。


このほか、ポータルサイトNAVERで事実無根の重大犯罪関与説や国籍・身元に関する虚偽のうわさを繰り返し流布し、性的嫌がらせにあたる投稿を行った人物には、懲役10か月、執行猶予2年の判決が言い渡された。

所属事務所は「当社はオンライン上の悪質な投稿だけでなく、アーティストおよびアーティスト家族の私生活を侵害したり、身の安全を脅かしたりする違法行為についても厳しく対応している」と説明した。

続けて「最近では、アーティストの自宅や家族の居住地、会社周辺を訪れ、身の安全を脅かしたり金銭を要求したりするなどの違法行為を行った人物が警察に立件され、捜査が進められた事例も複数発生している」と明かした。

そのうえで「当社はアーティストの安全を脅かすすべての行為に対し、いかなる示談や善処もなく、刑事告訴を含む強力な法的対応を進める」と強調した。

WOW!Korea提供

2026.05.31