「インタビュー」③「21世紀の大君夫人」パク・ジュンファ監督、涙ながらに謝罪…「IU&ビョン・ウソクの演技は私が求めたもの」

パク・ジュンファ監督が涙を見せながら、「21世紀の大君夫人」に出演した俳優たちへ謝罪の言葉を伝えた。

16日に最終回を迎えたMBC金土ドラマ「21世紀の大君夫人」(脚本:ユ・ジウォン/演出:パク・ジュンファ、以下「大君夫人」)は、歴史歪曲(わいきょく)や東北工程の口実を与えたとの論争に包まれ、不名誉な形で幕を閉じた。

さらに主演のIU、ビョン・ウソクの演技をめぐっても賛否が分かれ、論争作として注目を集めた。パク・ジュンファ監督に残ったのは、作品を共に作り上げた俳優やスタッフへの申し訳なさだった。

19日午前、ソウル・チョンノ(鍾路)区サムチョンドン(三清洞)のカフェでヘラルドミューズの取材に応じたパク・ジュンファ監督は、「ビジュアル面にはかなり力を入れた。韓国の宮殿には誇れる要素が多い。俳優たちのビジュアルも本当に魅力的だった」と振り返った。

続けて「IUとビョン・ウソクの組み合わせが最大限生きるよう努力した」と語った。

また、「俳優たちのことを思うと申し訳なさしかない」とし、「視聴者にときめきや楽しさ、明るい姿を届けようと努力したが、歴史解釈の問題や未熟な部分によって俳優たちが傷つくことになったのが申し訳ない」と心境を明かした。

さらに「本来なら最終回後は『お疲れさま』と言える瞬間なのに、今は申し訳ないという思いしかない」とし、「現場では私が最も経験を積んだ立場だったが、もっと気を配るべきだった。もっと深く考え、必死になるべきだった。初期設定にとらわれていたのかもしれない」と自責の念をにじませた。

IUとビョン・ウソクの演技についても率直に語った。

まずIUについては、「序盤に脚本を読んだ時、ソン・ヒジュは非常に強い悪女だと思った。欲望を追い求め、契約結婚まで進もうとする姿を極端に表現する必要があった」と説明した。

その上で「IUとは方向性について何度も話し合った」とし、「強い悪女というより、不思議な抜け感を持ちながら欲望に忠実な人物として見せてほしかった」と明かした。

さらに「そのため、一瞬一瞬の感情を強調して見せてほしいと私が求めた」とし、「IUの演技は作品の流れに大きな力を与えた。強く、不快になり得た場面もかなり和らげてくれた」と評価した。

続けて「とても立体的に演じてくれたと思う」と感謝を伝えた。

ビョン・ウソクについては、「本当に努力する俳優だと感じた」と語った。

監督は「立場が高い人物ほど感情を簡単には表に出さないと考えていた」とし、「感情を出しすぎると重みが薄れると思ったため、理性的な姿が際立つことを望んだ」と説明した。

さらに「感情を抑えていた人物がソン・ヒジュと出会い変化していく姿の方が、2人の関係により大きなときめきを生むと思った」と語った。

また、「ビョン・ウソクは本当に多くの努力をしていた。撮影中も不安を抱えながら、自身の演技の中でより多彩な姿を見せようとしていた」と明かした。

しかし、「そうした部分を私が止めたこともあった」とし、「ビョン・ウソクが持つ雰囲気や眼差しの深さ、切なさをより多く収めようと努力した。認められてほしかった」と振り返った。

その後、パク・ジュンファ監督は涙を流し、しばらく言葉を続けることができなかった。

監督は、SNSで「大君夫人」を楽しそうに視聴していた高齢視聴者の映像が今も忘れられないという。

「実は舞踏会の場面を演出する時は本当に苦労した」と回想した監督は、「その映像では本当に喜び、楽しんでくださっていた」と振り返った。

そして、「そんな気持ちでドラマを見て癒やされていた方々に、不快な思いをさせてしまい本当に申し訳ない」と再び頭を下げた。

現在、「大君夫人」の今後については内部で議論が進められているという。

監督は「ドラマを愛してくださった方々、応援してくださった方々、厳しい意見をくださった方々に感謝と謝罪を伝えたい」とし、「今後はもっと深く考え、慎重な姿勢で努力していく」と語った。

さらに「将来的に、不快に感じられた部分を正す機会があればと願っている」と付け加えた。

 

WOW!Korea提供

2026.05.19