「BTS」会場隣で火災発生…配置警察が即対応、70人避難も“約1分で鎮火”

「BTS(防弾少年団)」のワールドツアー公演会場周辺で飲食店火災による騒動が発生したが、現場に配置されていた警察官の迅速な対応により、大きな被害は回避された。

29日、キョンギ(京畿)南部警察庁によると、今月9日午後0時20分ごろ、キョンギ(京畿)コヤン(高陽)市イルサンソ(一山西)区テファ(大化)洞の高陽総合運動場メインスタジアムで「BTS」ワールドツアー公演が行われていた。会場の安全管理にあたっていた機動隊所属の警察官5人が近隣の焼肉店にいたところ、店内で火災が発生した。

火は外国人客が肉を焼いていたテーブルから出火。炭火の火の粉が天井の換気フードに吸い込まれ、内部にたまっていた油汚れに引火し、瞬く間に天井まで燃え広がった。

店内が煙に包まれると、客が一斉に出入口へ殺到し現場は騒然。当時、店内には約70人がいたとみられる。

これに対し警察官らは即座に役割を分担して対応。ある警察官は出入口付近にあった消火器を使用して出火元へ向かい初期消火にあたり、別の警察官が消防へ通報した。さらに複数の警察官が客を速やかに店外へ誘導し避難させたほか、軽度のやけどを負った外国人客の状態確認と応急対応も行った。

こうした迅速な対応により、火はフードと天井の一部を焼いたものの、約1分で鎮火。大きな人的被害は発生しなかった。

今回の公演は、6年半ぶりとなるワールドツアー「BTS WORLD TOUR ‘ARIRANG’ IN GOYANG」の一環として開催されたもの。4月9日、11日、12日の3日間にわたり韓国・コヤンで行われ、1公演あたり約4万4000人を動員、3日間で計約13万2000人が来場するなど大規模な公演となった。

同ツアーはコヤン公演を皮切りに、4月17日、18日の東京公演をはじめ、北米、ヨーロッパ、南米、アジアなど世界34都市・全85公演が予定されている。

消防当局は現場に到着後、安全措置を実施するとともに詳しい出火原因を調査。その結果、焼き方に不慣れな外国人客が一度に大量の肉を焼こうとし、火を弱めるため換気装置に近づけたことで火の粉が吸い込まれ、内部の油に引火した可能性が高いとみられている。

対応にあたった警察官の1人は「制服を着た市民が常にそばにいると感じてもらえたと思う」とし、「今後も安全を守るため最善を尽くしたい」とコメントした。

警察は今回の火災対応にあたった警察官5人に対し、表彰を行う予定だ。

 

WOW!Korea提供

2026.04.30