「インタビュー」①「王と生きる男」Wanna One出身パク・ジフン、端宗役で15キロ減量「今だから話せる裏話」

「王と生きる男」パク・ジフン「端宗になるため15キロ減量…リンゴだけ食べて頭がクラクラした」

俳優パク・ジフンが、端宗という人物と向き合い続けた時間を振り返った。

「Wanna One」のメンバーとして大きな注目を集めたパク・ジフンは、ドラマ「弱いヒーロー」シリーズを通じて俳優としての可能性を証明し、映画「王と生きる男」で初の商業映画主演に挑戦した。彼が演じたのは、王位を追われ流刑となった幼い先王イ・ホンウィ、すなわち端宗だ。

端宗(タンジョン)は、朝鮮王朝第6代王。幼くして即位したが、叔父である首陽大君(のちの世祖)によって王位を奪われ、流刑地で若くして生涯を終えた悲劇の王として知られている。

最近、ソウル市チョンノ(鍾路)区サムチョンドン(三清洞)のあるカフェで行われたインタビューで、パク・ジフンは「観客の皆さんが僕を“端宗”として見てくれたら、それが一番の褒め言葉だと思います」と、穏やかな笑顔を見せた。

しかし、その言葉の裏には、簡単には決断できなかった時間があったという。

「正直に言うと、最初はすごく怖かったです。端宗という実在の人物を演じること自体が重くて。その方の気持ちを、僕がどこまで理解できるのか、そしてそれをスクリーンにきちんと残せるのか、自信が持てなかったんです」

出演を迷っていたパク・ジフンの背中を押したのは、チャン・ハンジュン監督の言葉だった。

「4回目のミーティングで、監督が『端宗は君じゃなきゃいけない、ジフン』と言ってくださったんです。その言葉を聞いて家に帰る途中、本当にいろいろ考えました。怖さは消えなかったけれど、『もしかしたら、僕なりに表現できるかもしれない』と思えた。その一言で、監督を信じてやってみようと決めました」

役作りは、外見から始まった。チャン・ハンジュン監督は「弱いヒーロー」シリーズで見せた、か弱さの中にある芯の強さに惹かれ、パク・ジフンをキャスティングしたという。しかし、最初のミーティング当時、パク・ジフンは休養期間中で体重が増えていた。
(2ページに続く)

「正直、僕でも『これは違う』と思ったと思います」と苦笑しながら、「その期待を裏切りたくなかった。2か月半で15キロ落としました」と明かす。

「リンゴひとかけらだけを食べて耐えていました。眠れないし、かなり追い込まれていましたけど、端宗が持つ“削がれていく感じ”を体に残したかったんです。きれいに痩せるより、あえて追い込まれた雰囲気を出したくて、意識的に食べませんでした」撮影中も体重管理は続いた。

「撮影が終わるまで体重は維持しました。体に使えるエネルギーがなくて、現場でめまいがすることもありました。ユ・ジテ先輩に向かって声を張り上げるシーンがあったんですが、何も食べていなかったので、頭が一瞬真っ白になったのを覚えています」

演技面では、感情を誇張するよりも、内側で積み重なっていく変化を大切にしたという。

「どこを強く見せるかより、どう変わっていくかを考えました。呼吸の仕方や、目つきが少しずつ変わっていく過程を丁寧に追いたかった。端宗を“かわいそうな王”としてだけ描きたくなかったんです」

歴史資料にも目を通したが、最終的に向き合ったのは台本だった。

「もちろん勉強もしましたし、映像もたくさん見ました。でもこの映画は、流刑地で村の人たちと出会い、端宗が少しずつ変わっていく物語です。史実よりも、脚本に描かれた端宗の感情を信じて演じました」

最後に、パク・ジフンはこう語った。

「毎瞬間、毎シーンで、うそをつかないようにしようと思いました。年配の方が連続ドラマに感情移入して、悪役に本気で怒ることがあるじゃないですか。そんなふうに、観客の皆さんが僕を端宗だと思って、自然と胸を痛めてくださったら、それが僕にとって一番の褒め言葉です」

映画「王と生きる男」は、1457年のチョンニョンポ(清泠浦)を舞台に、村の再生を願う村長と、王位を追われた幼い先王の出会いを描く作品。2月4日に公開される。

 

WOW!Korea提供

2026.01.27