
女性に強制わいせつをした疑いで、1審で懲役刑の執行猶予を言い渡されていた俳優のオ・ヨンスが、控訴審で、無罪を宣告された。
スウォン(水原)地裁刑事控訴6部(裁判長:クァク・ヒョンソプ、部長判事:キム・ウンジョン、カン・ヒギョン)は11日、俳優のオ・ヨンスの強制わいせつ容疑事件の控訴審判決公判で、懲役8か月に執行猶予2年を言い渡した1審判決を破棄し、無罪を宣告した。
裁判部は、「被害者が、この事件の強制わいせつが発生してから約6か月が過ぎ、性暴力相談所で相談を受け、親しい同僚数人に事実を知らせ、被告人に謝罪を要求するメッセージを送り、被告人がこれに謝罪した点を考慮すれば、被告人が控訴事実のように強制わいせつをしたのではないかと疑われる」と明らかにした。
続けて、「ただ、時間の流れにより、被害者の記憶がわい曲された可能性があり、控訴事実の記載のように、被告人が強制わいせつを犯したという点が、合理的疑いの余地なく、証明されたとは見難い」とし、「疑いがある時は、被告人に有利に判断しなければならない」と、無罪里油を説明した。
これに先立ち、オ・ヨンスは、2017年夏、演劇公演のために地方に2か月間ほど滞在し、同年8月にある散歩道で、被害女性A氏を抱きしめ、9月には、A氏の住居地前で、ほほにキスをするなど、2度にわたり強制わいせつをした疑いで、在宅起訴された。
オ・ヨンスは、A氏の手を握り、住居地を訪問したのは事実だが、わいせつなことをした事実はないとし、容疑を否認してきた。しかし、1審で裁判部は、被害者の陳述が一貫性があるとし、オ・ヨンスに懲役8か月、執行猶予2年を言い渡した。性暴力治療プログラムの40時間履修も共に命令した。
一方、オ・ヨンスは、Netflixシリーズ「イカゲーム」シーズン1を通じて、「第79回ゴールデングローブ賞」の授賞式で、韓国俳優で初めて男優助演賞を受賞したことがある。
WOW!Korea提供







