Netflix「白と黒のスプーン」シンドローム、シーズン2では西欧圏の攻略が必要


Netflixバラエティー「白と黒のスプーン~料理階級戦争~」が全世界で熱い反応を得て、シーズン2を確定した。韓国をはじめとしてアジア国家ではシンドロームレベルの話題性をけん引したが、西欧圏では比較的低調な成績を見せており、注目を集めている。

NetflixグローバルTOP10ウェブサイトによると、「白と黒のスプーン」は去る9月17日の初公開以降、3週連続でTVショー非英語部門1位となった。「白と黒のスプーン」は公開3週目基準で韓国、台湾、シンガポール、香港まで4つの地域での1位をはじめとして、18の地域でTOP10の中に入った。その大部分がアジア地域だ。去る3月に公開された「フィジカル:100」シーズン2が公開初週でアメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、イギリス、エジプトなど87か国のTOP10リストの中に名前を載せたことと比べると対照的だ。


「白と黒のスプーン」は、優れた料理実力を持つ「黒さじ」シェフたちがスターシェフである「白さじ」たちに挑戦状をだすサバイバル番組だ。熾烈(しれつ)な競争、劇的な叙事、参加者それぞれの個性が組合わさり見る楽しみを与えた。特に「さじ(スプーン)」で表現された階級という素材が共感と没入を導いた。権威を破壊し新しいスターが誕生するよう願うアジアの視聴者たちの情緒とかみ合ったという評価だ。

その反面、西欧圏では白黒に分けられた「階級戦争」という素材が大方良くないように感じられたのではないかという分析が出ている。シェフ個人の成就より所属感とチームワークを重視する東洋の競争方式に慣れないという。また、アジアで「白黒」は、正反対に置かれた状況や競争相手を比ゆ的に表現するのに使うが、西欧圏では人種差別と関連した否定的な意味に解釈される余地がある。原題は「白黒料理人 料理階級戦争」だが、英文タイトルでは「白黒料理人」が抜け「料理階級戦争」だけ使用されているのもこの影響だ。

専門家たちはシーズン2ではグローバル化が重要だと強調する。チョン・ドクヒョン大衆文化評論家は、「より多くの視聴者と共感帯を作るためには、海外で活動中の有名シェフの出演、ミッションの多様化など直感的な変化が無ければいけない」と助言した。

WOW!Korea提供

2024.10.17