映画「破墓」(監督チャン・ジェヒョン)がついに、ことし初の1000万人映画を誕生させた。
24日午前、ショーボックスによると、同作はこの日ついに、1000万人の大台を超えたという。ショーボックスはこの日、俳優たちと撮った1000万人突破記念ショットと共に「2024年初の1000万人映画誕生、『破墓』がオカルト映画の新しい記録をつくった」とし、「『破墓』と共に歩んでくださったすべての観客の皆さん、ぱっと見たら『破墓』に中毒になったパムパラムです」と書き込んだ。これは劇中、ファリム(キム・ゴウン)が『ぱっと見たら、ミョッパラム(墓を間違えて子孫が悪い影響を受けること)です』と話したセリフをパロディしたものだ。
先月22日に公開された同作は、巨額の金を受け取り、怪しい墓を移葬した風水師と葬儀師、シャーマンたちに起きる奇妙な事件を描いたオカルトミステリー。公開32日でことし初の1000万人映画となった。昨年末公開され、公開33日で1000万人を突破した「ソウルの春」よりはやいペースだ。この日早朝の映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると、「破墓」の現在の累計観客数は1000万1642人を記録中。
これで、チャン・ジェヒョン監督は「エクストリーム・ジョブ」(2019)のイ・ビョンホン監督に続き、2人目となる若い1000万人映画監督というタイトルを得ることになった。映画公開時の時期を考慮せず、年齢順で見るとチャン・ジェヒョン監督が1000万人映画監督の中で一番若い。また、「破墓」の主役チェ・ミンシクは2014年公開の「バトル・オーシャン 海上決戦」(1761万人)以来10年ぶりに2度目の1000万人映画をフィルモグラフィに載せることになった。ユ・ヘジンは「タクシー運転手 約束は海を越えて」(1218万人)、「ベテラン」(1341万人)、「王の男」(1051万人)に続き4作目、キム・ゴウンとイ・ドヒョンは初めて1000万人映画の俳優となった。
何より「破墓」は韓国のオカルト映画で初めて1000万人を突破し、ジャンル性の強いオカルトも優れた完成度とメッセージを込めて制作すれば、十分商業的に興行できるという教訓を与えた。
「破墓」が1000万人を突破したことで、配給会社のショーボックスも「タクシー運転手 約束は海を越えて」(2017)以来7年ぶりに1000万人映画にめぐり会うことになった。
WOW!Korea提供