EPEX「FULL METAL JACKET」
韓国ボーイズグループ「EPEX」は、2021年にC9エンターテイメントからデビューした8人組。K-POPグループには珍しく、全員が韓国人で構成されている。2023年にリリースした、アルバム『不安の書 chapter2․ Can We Surrender?』のタイトル曲である「FULL METAL JACKET」は、校内暴力がはびこる現状に対して、少年たちへの抑圧や成長過程でぶつかる限界・挫折・希望まで、先の見えない不安と現実を表現している。パワフルなギターサウンドと重厚なベースラインが調和し、感情を爆発させたようなエネルギーを感じることができる。まだ少年と言える年齢の彼らだからこそ、こういったコンセプトにリスナーも説得力を感じるように思う。
MONSTA X「STAND TOGETHER」
韓国ボーイズグループ「MONSTA X」が2020年にリリースした、アルバム『Fatal Love』の収録曲。彼らの代名詞でもある「HIPHOPサウンド」をふんだんに取り入れた曲で、アンチからの言葉を持ち前の反骨精神で蹴り飛ばすようなメッセージソング。原題の「大同団結」という言葉からもその意気込みが十二分に伝わる。「MONSTA 僕たちは大同団結 反抗による反撃 さあ 引き金を引いて 僕らの部隊は絶対に変わらない」という歌詞がとても心強い。
BLACKPINK「DDU-DU DDU-DU」
韓国ガールズグループ「BLACKPINK」が2018年にリリースした、EPアルバム『SQUARE UP』のタイトル曲。YouTubeのMVは、現在までに20億回再生回数を誇っている。彼女たちの代表曲ともいえる曲であり、圧倒的なエネルギーとカリスマ性を堪能できる楽曲だ。重厚なベースラインとヒップホップ調のリズムが魅力的で、中毒性のあるメロディやフックも至るところにあり聴き心地は抜群。パワフルなラップと迫力溢れるボーカルが見事に調和し、それに加えて力強いパフォーマンス力もあるのだからMVの再生回数にも納得の一曲。歌詞には自信やスタイルを主張するメッセージが込められており、リスナーに自己肯定感や自信を常に与えてくれる。
WOW!Korea提供